“顧客の理解”に基づいたeビジネスを推進

本田技研工業(株)

従来のマスメディアを使わない販促

 国内大手自動車メーカー、本田技研工業(株)の高級スポーツカー「S2000」のプロモーション方法は過去に例を見ないものであった。テレビCM、雑誌広告(自動車専門誌を除く)などの従来のマスメディアをまったく使わず、Webとeメールによる情報配信だけを販促の手段に用いたのだ。しかしその結果は驚くべきもので、全出荷台数の8割以上がこの販促に影響を受けたものであり、また販売台数だけを見てみてもこの種の商品ではかなり健闘している。
 「S2000」は同社の創立50周年記念車として、1998年秋に発表された。発表前にそのプロトタイプが数回モーターショーで公開され、かなりの人気を博していた。このような経緯から、同社では従来のマスコミを通じてのプロモーションの必要性は少ないと判断し、同社ホームページ上の「S2000」コーナーの“スペシャルページ”に詳細な商品情報を掲載すること、またそれを個々の顧客にeメールで告知することのみでプロモートすることを決定したのだ。「S2000」のプロモーションに参画し、今回の取材に応じていただいたのは、四輪営業統括部 ホームページ企画課課長の渡辺春樹氏である。

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月刊『アイ・エム・プレス』2002年4月号の記事