CRを業務改革の大きな柱に

(株)伊勢丹

 (株)伊勢丹ではバブル崩壊後の厳しい状況の中、経営の建て直し、具体的には「利益を上げる体質作り」(営業本部 マーチャンダイジング統括部 商品政策担当部長 行本公二氏)を図る業務改革の大きな柱として“マーチャンダイジングの抜本的見直し”を掲げ、これを支援するものとして 1992 年から CR のための基盤整備を推進してきた。93 年 4 月には店頭の単品管理のための「新 MD システムⅠ」をスタート、これを 95 年 8 月には仕入れ・販売・在庫の各段階で単品管理ができる「システムⅡ」にバージョンアップし、現在は「システムⅢ」を稼働させている。一様ではない百貨店の仕入れ体系に合わせ、買い取り商品、NB(ナショナルブランド)の消化管理、両者の複合型の 3 タイプに分けて単品管理を行うシステムとした。また、現場でリアルタイムにデータを活用できるよう、分散処理型のクライアント・サーバー方式を採用している。同時に 94 年には組織を店舗別の事業部制からセントラル・コントロールを行う本部制に切り替え、全店で在庫情報を共有化し、発注作業を一元化する体制を整えた。

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月刊『アイ・エム・プレス』1997年6月号の記事