日本に根をおろして

ランズエンド


 ランズエンドは米国アパレル通販のトップブランド。同社では 1980年代後半以降、日本からの注文が急速に増え始めたことに対応し、市場調査を行った上で 1993 年10 月に 100% 出資の日本法人を設立。米国本社の企業理念はそのままに、日本の風土に合ったサ ーピ スを提供してファンを獲得している。
 米国ランズエンドは約120ペ ージのカタログを月刊で発行し、取扱商品もカジュアルウェアから子ども服、紳土 ・婦人のビジネスウェア、ベッドカバーやカ ーテンなど幅広い。ユーザーは男女比でほぼ 5 対 5 、年代別では30~40代が中心だという。
 日本ランズエンドでは、シンプルで“ランズエンドらしい”アメリカン・カジュアルウェア、グッズの中から日本市場のニーズにマッチする商品をピックアップし、50~60ペ ージの日本語版のカタログを作成。日本市場に合わせて商品説明を作成し直し、写真も選び直す。発行は原則的に年 4 回。ユーザーの年齢層はやや高めで30代以上の男女が中心。
 注文、問い合わせにはフリーダイヤルでランズエンドのオペレーターが対応し、商品は注文受付後 1 週間以内に宅配便で届ける。もちろん “理由の如何にかかわらず、いつでも(洗濯した後でさえも)返品に応じる” 米国式のサーピスは日本でも健在。
 同社は長期的視野に立って、日本市場に根をおろしたビジネスを展開しようとしている。カタログ発行時期に合わせて女性誌や新聞折り込みで広告を展開、アウトドア雑誌などで商品が紹介されることも多く、同社が予想していた以上に早くブランドの認知が進んだ。

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月刊『アイ・エム・プレス』1995年12月号の記事