ダイレクトマーケティング学会(続き)

2005年7月3日

昨日はダイレクトマーケティング学会の総会の後の懇親会終了後、
関係者と終電まで飲んで、最終ののぞみで帰ってきた。
先週来の疲れと、昨日4時半に起きてしまったこともあり、
今日は11時まで爆睡したが、年のせいかそれでも疲れが取れない。
本当はマッサージにでも行って、せいぜい英語のレッスンにいくぐらいで
終日ゆっくりしたいところだが、そうは問屋が卸さない。
今週は月刊「アイ・エム・プレス」の入稿なのだ。
持ち帰っているチェック用原稿が1本、校正用原稿が2本、
外部から頼まれている原稿のアップと、
火曜日に持参するセミナーの提案書のアップ、
それから懸案のPCトラブルの解決に向けて、
修理の保証書を大捜索せねばならない。
加えて、新たなチェック用原稿が送られてきているかもしれない。
ひとまずほっとしたものの、気がつけばまだ道のりは長いのだった。
昨日のダイレクトマーケティング学会では、
司会をおおせつかっていたため、講演は途中までしか聞けなかったが、
ファンケルの池森会長の基調講演では、世の中の不の解消に向けて
商品やサービスの開発に取り組んでこられた
社会問題解決型企業としての、同社の歩みを紹介。
パネルディスカッションでは、各パネラーが15分程度の自己紹介を実施。
自己紹介では、住友商事の大橋さんが、前職であるジュピター
ショッピングチャネル時代のマルチチャネルへの取り組みを紹介。
千趣会の中山さんが、たった2名のスタッフでスタートした、
同社におけるマルチチャネルへの取り組み実績に基づき、
ご自身のマルチチャネルに対する考え方を披露。
電通の秋山さんは、Buzz Marketing Buzz Researchの現状と、
これに関する同社のソリューションについて紹介された。
自己紹介終了後のディスカッションでは、
司会のルディーさんの、果たしてマルチチャネルは必要なのか、
本当に生活者はそれを望んでいるのか、という問いかけに対し、
各パネラーの議論が展開された。私は司会の準備のため、
最後まで聞くことはできなかったが、他の参加者に聞くところによると、
チャネルごとのROIがきちんと計算できない限りは、
むやみにマルチチャネルを展開すべきではない、
というのが結論だったようだ。最後まで聞けなかったのが残念!
このほか、総会では、同学会創設者の学習院の田島先生が、
名誉会長に退かれ、上智大学の田中先生が会長に就任された。
私は何年か前の弊誌の特集で、田島先生にインタビューしたことがあり、
そのお人柄にほれ込んでいたので、ちょっと寂しい気がする。