Webへの集客方法

2005年8月6日

今週も忙しかったし、暑かった。
今日もいかにも暑そうだが、私はクーラーのきいた自宅にこもって、
月刊「アイ・エム・プレス」9月号の原稿チェックをする予定だ。
9月号ということは、あと3回分入稿すれば、今年ももう終わりだ。
えーっ??? と思われる方も多いかもしれないが、
ファッション業界ほどではないものの、雑誌も季節を先取りするのだ。
さて、9月号の特集は、Webへの集客方法。
今回は、アートネイチャー、チケットキング、ネットプライス、
日本ヒューレットパッカードなど、4社の企業事例と、
㈱グレイワールドワイド シニアバイスプレジデント
ディビジョンディレクターの潮崎さんへのインタビューを通して、
効果的・効率的なWebへの集客方法を検証する企画だ。
しかし、特集チーフのAは、すっかり頭を抱えてしまっている。
なぜかって、今度ばかりは、定性的な情報とあわせて、
まず媒体のダイレクト・レスポンス広告やDM、ネット広告やSEOなど、
メディアごとのWebへの集客数はもちろん、
1件当たりの集客コストや転換率なども取材したいものの、
みなさん、なかなか数字は公開してくださらないからだ。
それぞれに、取扱商品やビジネスモデルはもちろん、
企業文化が異なる中で、数値を公開しても、
それがそのまま自社の不利につながるなんてことはないのに・・・。
しょうがないから、弊社の事例でも公開しようか?
それともうひとつ、今回の特集で思ったのは、
SEOのブームは終息に向かっているんだなということ。
Aによると、取材先の中でもSEOを低く評価している企業があるというが、
専門家たちの間でもそうした認識が高まっているようだ。
検索エンジン側とのいたちごっこになりきりがないという意見もあれば、
今回の特集のインタビューでは、SEOやキーワード広告は、
“あるワードに共感してくれるユーザーを集めるためのもの”であり、
マス媒体的な効率で考えるのは無理な話だというご意見が聞かれた。
ちょっと前まで、Webサイト=マス媒体という認識があったが、
そのあたりの認識が、少しずつ変化しているのだろうか??