昨日は雨の中、「ACフォーラム」に参加してきました。
今回のテーマは「これからのマーケティングとソーシャルメディア」。
朝の11時から19時40分まで、お昼休みの40分を挟んで計14のセッション、
さらに終了後は名物の交流会付きというハードなスケジュールでしたが、
私自身、たくさんのビジネスのヒントを得ると共に、
以前、お世話になった懐かしい方にお目にかかったり、
たくさんの新たな出会いを得たりして、有意義な1日を過ごすことができました。
計14のセッションに参加する中で私が印象に残ったのは、
オンラインからオフラインへという流れが注目されてきていることと、
CRM(Customer Relationship Management)への注目が再び高まってきていること。
これらは他の勉強会や月刊『アイ・エム・プレス』の取材、
各種メディアを通しても感じていたことですが、
昨日のフォーラムを通して、それを改めて確認することができました。
また、参加者の顔ぶれを見て感じたことは、
ネットの世界にも歴史が積み重なってきたなということ。
100人を軽く上回るであろう参加者の中にも、
ソーシャルメディアの台頭を機にこの世界に入ってきた方と、
Web1.0時代から活躍してこられた方がいらっしゃり、
後者の方が自らの経験を踏まえて、
後輩達にアドバイスをされている様子に心温まる気持ちでした。
私なんかはそのさらに前、アナログ時代から
ダイレクトマーケティングにかかわっていたのだから、
はっきり言って、お婆さんみたいなものかもしれません。[[pict:bikkuri]]
さて、ACフォーラムは「All Communicators’ Forum」の略で、
“業界横断的に最新でかつ共通のテーマに関して、
幅広い情報を集めて議論・交流する場”と位置づけられています。
メディアの多様化・細分化が加速度的に進む中で、
広告、広報、販促といった従来からのカテゴリーだけでは、
ターゲットにメッセージを届けることができないというところから、
有志の協力により、2005年から開催されているとのこと。
ACフォーラムのことはかなり以前に元・社員に聞いて知っていましたが、
実際に参加させていただいたのは、今回が初めて。
振り返ってみれば私が発行する月刊『アイ・エム・プレス』も、
こうした広告、広報(戦略広報)、販促といった機能横断型であるのはもちろん、
ネット、コールセンター、レスポンス広告、店舗、営業担当者など、
顧客接点横断型のメディアでもあるという意味で、
各々のカルチャーにはどこか共通点があるのかもしれないと感じました。
ACフォーラムに参加して
2011年6月19日