2026 EU&アフリカ旅行こぼれ話:旅路編➂

2026年10月1日
■スペインを南下してアンダルシア地方へ~

17日にはマドリードから列車で、スペイン南部に広がるアンダルシア地方のセビリアに移動。ここはアンダルシア最大級の都市で、イスラム統治時代の文化、キリスト教によるレコンキスタ(イスラム勢力からイベリア半島の領土を奪還していった動き)、その後の新大陸交易など、幾重ものスペイン史が積み重なっています。

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ホテル近辺の美しい街並み

ホテル近くのカフェレストランでイベリコ豚のハムのサンドイッチでお腹を満たし、美しい街並みをぶらぶらした後、街の象徴とも言えるアルカサル宮殿(Real Alcázar)を見学しました。その起源は10世紀のイスラム支配期の要塞・宮殿にさかのぼるとのこと。1248年にキリスト教勢力がセビリアを奪還した後も王宮として使われ、歴代の王が増改築を重ねたことで、イスラム、ムデハル、ゴシック、ルネサンス、バロックなどの様式が同じ王宮の中に共存しています。

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酷暑の中、街の象徴とも言えるアルカサル宮殿を見学

その日は、今回の旅路の中でも指折りの暑さだったので、その造形の美しさに感動した側から、次々と吹き出してくる汗が感動を洗い流していくかのようでしたが、日本から持参した冷感タオルを首に巻き、時折、頬をなでる風に一息ついたりしながら、なんとか全体を一巡。ホテルに戻ってシャワーを浴びた後、近隣のガラス張りのレストランで夕食を取りました。その日は、お誕生日ディナーをご馳走になったお返しに、私が親戚を招待したのですが、そこで食べた料理の美味しかったこと。中でも、「サルモレホ」というトマトやパン、ニンニクが入った濃厚なスープは感動モノで、帰国後に自分でも作ってみました。

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夕食はトマトやパン、ニンニクが入った濃厚なスープ「サラモレホ」やイカの揚げ物など

18日は、列車でコルドバに移動、世界遺産のメスキータを見学してきました。コルドバは前泊したセビリア以上に、イスラム時代のスペインを語る上で重要な都市。10世紀、後ウマイヤ朝のコルドバ・カリフ国の首都として最盛期を迎え、当時のヨーロッパ屈指の大都市・文化都市になったとのこと。ユネスコによると、かつては300ものモスクと数多くの宮殿があったと言われているそうですが、その歴史が凝縮されているのが、メスキータ=カテドラル(モスク=大聖堂)。8世紀にイスラム教の大モスクとして建設が始まり、その後約3世紀にわたり拡張され続けてきました。その象徴は、だだっ広い空間に赤白の二重アーチが延々と続く「柱の森」。しかし、1236年にキリスト教勢力がコルドバを奪還すると、モスクはカトリックの大聖堂へ転用され、さらに16世紀になると建物の中央にルネサンス様式の大聖堂が設けられました。

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赤白の二重アーチがどこまでも続く「柱の森」(写真左)と建物中央に設けられた大聖堂(写真右)

実際に中に入ってみると、そこはイスラム建築の巨大な空間の中央にキリスト教の聖堂が設けられた不思議な空間。文化や宗教の歴史がそのまま構造物として具現化されており、時に激しく対立してきた二つの宗教文化が、一つの建築物の中に共存している姿に言葉を失いました。メスキータ見学後、午後からはシックな旧市街を散策。暑さで食欲がなかったこともあり、夕食にはセビリアで食べて美味しかった「サルモレホ」を再度、オーダーして、チーズやパンと共に軽めに済ませました。

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午後からは旧市街を散策

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