今週の木曜日、月刊『アイ・エム・プレス』2011年9月号(Vol.184)が発行された。
特集のタイトルは、「今、求められる会員“不眠化”戦略」。
会員制サービスにおける会員維持施策にフォーカスしたものだが、
タイトルを決めるに当たっては、“不眠化”という言葉の是非をめぐって、
編集スタッフの間でさまざまな意見が戦わされた。
特集の構成は、総論とケーススタディとインタビューの3部構成。
ケーススタディは、カルチュア・コンビニエンス・クラブ、
セブン・カードサービス、パルシステム生活協同組合連合会、楽天カードの4社。
インタビューでは、以前に顧客分析にかかわる連載をお願いしたこともある
ソフト・アンド・ロジック 代表取締役の水沼靖さんにご協力いただいた。
特集の中で私が直接、手がけたのは、水沼さんのインタビュー。
「過去・現在、定量・定性情報を毎日ウォッチして
休眠する前に手を打て!」と題したこのインタビューでは、
現在の企業環境における休眠防止・稼働率向上の意義、
休眠防止・稼働率向上施策の展開方法、
実際に水沼さんが手がけられた同施策の展開事例、
同施策展開に当たっての留意点などをお伺いした。
ポイントをご紹介すると、まず、休眠防止施策の展開方法には、
①DBに蓄積された顧客情報を分析し、
顧客の休眠理由や休眠に至るプロセスを推測する、
②各種顧客接点を通して収集されるVOCや調査結果を掘り下げて、
個々の顧客の休眠理由を掘り下げる、という2つがあるとのこと。
そして、これらをルーティンワーク化し、継続的にチェックしていくことで、
顧客が休眠する前に手を打つことが重要とのことでした。
このほか月刊『アイ・エム・プレス』9月号では、2つの新連載がスタート。
ひとつは、博報堂 エンゲージメントビジネスユニット
エンゲージメントプランニング局 シニアディレクターの高宮治さんの連載、
「ソーシャルメディアが変えるインタラクティブ・マーケティングの未来」。
もうひとつは、(株)イースマイル 代表取締役 CEOの齊藤勝さんの連載、
「復興する東北のコンタクトセンターに見るBCPの課題と展望」。
前者は4回、後者は2回と、いずれも短期間の連載ではあるが、
読者の方々の今、この時期の関心にフィットした内容と自負している。
9月号の詳細目次、およびお申し込み方法は、
こちらをご参照ください。
2011年9月号の見所
2011年8月27日