今週は、今話題のTwitterの仕掛け人(会社)、
CGMマーケティングに取材に行ってきた。
なぜって? そう。月刊『アイ・エム・プレス』でも、
遅ればせながら、2010年1月25日発行の2月号で、
Twitterのマーケティング活用に関する特集を組むのである。
というわけで、今日は同社の杉崎さんへのインタビュー結果から、
ポイントのみをご紹介する。
まず、日本語版のTwitterは、2008年4月に開設された。
日本は、米国、英国に続いてローカル版のTwitterが開設された国だが、
日本が3番目に選ばれたのは、米国版へのアクセス数が多かったことに加え、
収益化のためのテスト・マーケティングの地域に選ばれたため。
したがって、Twitter画面上にバナー広告が表示されたのも、
日本が始めてだという事実に驚かされた。
当初、日本語版のユーザーは、IT&ネット関係者など
一部のマニアックな層に限られていたのだが、
これが今日のような爆発的な普及に至るトリガーとなったのは、
2009年の4~5月頃に、大手新聞社や政治家などがTwitterの利用を開始したこと。
その後、7~9月には各種メディアがTwitterを取り上げ始め、
10~12月には日本国内での認知度がかなり高まってきたという。
マーケティングにおける活用という意味では、
デルを初めとするIT企業、ネット通販企業などは早くから利用していたが、
2009年11月にユニクロが利用を開始、
一気にフォロワー数を伸ばしたのを機に、
いわゆるナショナル・クライアントが一気に参入。
今では日に日に利用企業が増えている状態だ。
杉崎さんによると、世界のTwitterユーザーは5,600万人以上で、
このうち日本のユーザーは推定300万~400万人。
最も普及している米国では7~8人に1人が利用しているとのことで、
もはや外食産業などが屋外広告にTwitterのアカウントを表示するなど、
マスマーケティングのためのツールとして利用されているという。
マーケティング・ツールとしてのTwitterの特徴は、
前述の通りマスマーケティングのツールとしての可能性が生じていることに加え
日本語という言語の問題こそあるものの、
国境を越えたグローバルなマーケティングのツールとして活用できること、
膨大な定性データが収集できること、
サーチエンジン対策として効果的であること等々。
この分野のリーディング・カンパニーである米国のデルでは、
Twitter経由で1万件の商品改良のアイデアを収集、
うち350件を実行に移したと発表しているとのことだ。
杉崎さんによると、Twitterのマーケティング活用のポイントは、
何のためにこれ行うのか、目的を明確にすること、
双方向コミュニケーションに向けての体制を整備すること、
企業のブランドに即したコミュ二ケーションを行うこと、
チャネルミックスにより全体最適を志向すること等々。
体制については、統合的な体制を構築する方法と、
部門ごとに対応して横の連携を強化する方法の2つがあるが、
これは当然のことながらアカウントの設定方法にもかかわる重要事項だ。
インタビューでは上記の詳細に加え、
フォロワーの増大方法や営業時間外の対策、
生活者が発信した企業にとってマイナスの情報への対応方法、
企業アカウントのなりすまし対策など、
Twitterのマーケティング活用に当たっての留意点、
および将来展望などを1時間以上にわたりお話いただいた。
Twitterのマーケティング活用を特集した
月刊『アイ・エム・プレス』2月号は、2010年1月25日の発売。
同特集には、今日、ご紹介した杉崎さんへのインタビューの全貌に加えて、
国内におけるTwitterのマーケティング活用の成功事例を掲載する。
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Twitterの仕掛け人をインタビュー
2009年12月12日