日本ダイレクトマーケティング学会のオープンフォーラム開催中に地震が・・・

2011年3月12日

皆さんのところの地震の被害状況はいかがでしょうか?
今日になって目を覆うような津波の被害が次々と明らかになっていますが、
大きな被害を受けられた地域の皆様には、心からお見舞い申し上げます。
さて、昨日は、数ヶ月前から準備を重ねてきた、
日本ダイレクトマーケティング学会 次世代Web研究部会主催の
ソーシャルメディア・マーケティングをテーマとした
オープンフォーラム
当日だった。
そして昨日の地震はその最中に起きた。
私はそもそもこの次世代Web研究部会の幹事を務めているのだが、
それだけではなく、私が発行する月刊『アイ・エム・プレス』
本オープンフォーラムの協力媒体になっていたり、
さらには、最後のカリキュラムである
パネルディスカッションの司会をおおせつかっていたり、
抜き差しならない役回りを担っていた。
一回目の大きな揺れは、オープンフォーラムのメインの企画である、
ソーシャルメディア分析のASPサービス提供企業4社による
プレゼンテーションの最中に発生した。
当然のことながらプレゼンは中断され、
約60名の参加者の約半数が、
かなり年季の入った会場ビルの外に非難するに至った。
その後、揺れがほぼ収まったところで、
電車も動いていないし・・・と、オープンフォーラムの再開を決定。
このときには、約60人の参加者の三分の一ぐらいが帰られたとみえて、
満員だった会場には多少のゆとりが生じていた。
しかし、4社目のプレゼンが始まってまもなく、
二回目の大きな揺れに再び中断を余儀なくされた。
このときにも、会場ビルの外にほぼ半数が非難。
今度は、その場に残っていたのが「自分はこの場にいよう」と
腹をくくった方ばかりだったせいか、
帰られた方もあまりいらっしゃらなかったようで、
再び再開を決めた時にもおおよそ40人ぐらいが会場に集まった。
そして4社目のプレゼンは無事、終了。
その後、オープンフォーラムの最後のカリキュラムである
私の司会によるパネルディスカッションが開始されることになった。
本来、パネルディスカッションは1時間半を予定していたのだが、
地震に伴い時間が30分ほど押しており、開催時間は1時間に。
最初から、学会のパネルディスカッションの司会だなんて、
私には荷が重かったというところに加えて、
またいつ大きな揺れが来るかわからないという状況の中で、
当初の予定時間の三分の二でなんとかご満足いただける
ディスカッションができるのか、正直、思いっきり不安だった。
そこで開口一番、「学会のパネルディスカッションの司会だなんて、
“自信”がないな~と思っていたら、本当に“地震”があってびっくりしました」
と切り出したところ、ご参加の皆さんも会社のことやご家族のことを考えて、
不安だったであろうにもかかわらず、10人以上の方がクスっと笑ってくださったので、
こちらもなんだか吹っ切れ、なんとか無事、司会の役割を終えることができた。
そして、パネルディスカッション終了後は、予定通り交流会を開催した。
当初は1時間半で終わる予定だったのだが、
電車がなかなか動かないことを受けて、学会の費用負担で交流会を30分延長。
30分経過後は、参加者の自腹に切り替えたものの、
動きが取れない参加者のために、会場となった飲食店の席を確保した。
その間、何人かが会場を後にしたが、
交流会開始から2時間ほどが経過したところで、
4社目のプレゼンテーションを担われたホットリンクの内山さんが、
会場から徒歩30分で、LAN環境がOKの自社を
避難場所に提供すると申し出てくださり、
約10名ほどが内山さんとともにホットリンクに向かった。
その後、交流会会場に残されたのは、10人強といったところ。
一同はその店で腹ごしらえをし、およそ半数がそのまま店に残り、
私や弊社スタッフ2名を含む半数ほどは、
学会の事務局が置かれている日本通信販売協会に一時避難させていただいた。
オープンフォーラムにご参加いただいた皆さん、
スピーカーやパネリストをお引き受けくださった皆さん、
そして参加者のために避難場所を提供してくださった内山さん、
日本通信販売協会の皆さん、昨日は本当にありがとうございました。
一部の方の様子は、Twitterで拝見していますが、
皆さん、無事にお家に帰られたでしょうか?
私は昨夜12時ごろに、徐々に電車が動き始めているのをみて、
日本通信販売協会を後にし、徒歩を交えて電車を乗り継ぎながら、
昨夜2時前に家にたどり着きました。
あのひどい揺れの最中には、皆さんとご一緒でしたので、
揺れたという以上に驚くことはありませんでしたが、
家に帰ったら、デスクまわりがこんな有様↓でびっくり。

また、下記は一時避難させていただいた、
日本通信販売協会付近のコンビニの棚の様子です。

予定通り、交流会を開催して、最後まで残ってくださった方には、
少しでも食事を供することができてよかった!!