不二家のクリスマスケーキ

2007年1月23日

ここのところ、ブログに顧客接点ネタばかり書いていたせいか、
それとも、不二家のニュースがマスコミを賑わしているからなのか、
不二家の商品に関する大昔の記憶が蘇ってきた。
私が小学生の頃のことだから、もうかれこれ40年も前の12月のこと。
両親の友人が、不二家のクリスマスケーキを届けてくれたことがある。
とにかく40年から前のことなので、それは全体にバタークリームを塗りたくり、
上部にバラの花や葉っぱのデコレーションを施したような、
オールドファッションのクリスマスケーキであった。
お客様が帰られた後、さっそくそのケーキを頂くことにしたのだが、
一口食べると、どこか怪しい香りが口中に広がった。
家族全員が同じ感想を持ったので、よくよく調べてみると、
二層になったスポンジケーキの間にマーマレードのようなものが塗ってあり、
そこに大量の青カビが発生していたのだ。
そこで、母がケーキを持参してくれた友人に電話を掛け、
ドキドキしながらも事情を話して、購入店を確認、
その店に電話したところ、店頭で他の商品と交換すると約束してくれた。
父が青カビの生えたクリスマスケーキを持って店頭に出向くと、
すでに同じクリスマスケーキは販売を終えており、
別の商品(多分、普通のケーキ)を持ち帰ってきたのだが、
クリスマスケーキを心待ちにしていた私は、
そのことが残念でならず、すねて両親を困らせた記憶がある。
とにかく40年も前のことなので、明確には覚えていないが、
マーマレードのところに生えた青カビだけは、明確に記憶している。
幼い頃、私は不二家の大ファンだった。
母親と銀座に買い物に行った時には、
不二家のレストランでフライドチキンのようなものを食べたり、
今で言うスウィーツを食べるのを楽しみにしていたし、
七五三の時期になると、千歳飴は普通のものではなく、
不二家のミルキーの千歳飴でないと納得しなかった。
あとは紙の棒が付いたぺろぺろキャンディー、パラソル型のチョコレートと、
当時のお気に入りの商品を並べれば、枚挙に暇がない。
が、その不二家の品質管理がこんなことになっていたとは・・・。
不二家さん、もしかして、40年前からそうだったの?
あの、マーマレードの青カビの時代から??