ここのところ、ブログに顧客接点ネタばかり書いていたせいか、
それとも、不二家のニュースがマスコミを賑わしているからなのか、
不二家の商品に関する大昔の記憶が蘇ってきた。
私が小学生の頃のことだから、もうかれこれ40年も前の12月のこと。
両親の友人が、不二家のクリスマスケーキを届けてくれたことがある。
とにかく40年から前のことなので、それは全体にバタークリームを塗りたくり、
上部にバラの花や葉っぱのデコレーションを施したような、
オールドファッションのクリスマスケーキであった。
お客様が帰られた後、さっそくそのケーキを頂くことにしたのだが、
一口食べると、どこか怪しい香りが口中に広がった。
家族全員が同じ感想を持ったので、よくよく調べてみると、
二層になったスポンジケーキの間にマーマレードのようなものが塗ってあり、
そこに大量の青カビが発生していたのだ。
そこで、母がケーキを持参してくれた友人に電話を掛け、
ドキドキしながらも事情を話して、購入店を確認、
その店に電話したところ、店頭で他の商品と交換すると約束してくれた。
父が青カビの生えたクリスマスケーキを持って店頭に出向くと、
すでに同じクリスマスケーキは販売を終えており、
別の商品(多分、普通のケーキ)を持ち帰ってきたのだが、
クリスマスケーキを心待ちにしていた私は、
そのことが残念でならず、すねて両親を困らせた記憶がある。
とにかく40年も前のことなので、明確には覚えていないが、
マーマレードのところに生えた青カビだけは、明確に記憶している。
幼い頃、私は不二家の大ファンだった。
母親と銀座に買い物に行った時には、
不二家のレストランでフライドチキンのようなものを食べたり、
今で言うスウィーツを食べるのを楽しみにしていたし、
七五三の時期になると、千歳飴は普通のものではなく、
不二家のミルキーの千歳飴でないと納得しなかった。
あとは紙の棒が付いたぺろぺろキャンディー、パラソル型のチョコレートと、
当時のお気に入りの商品を並べれば、枚挙に暇がない。
が、その不二家の品質管理がこんなことになっていたとは・・・。
不二家さん、もしかして、40年前からそうだったの?
あの、マーマレードの青カビの時代から??
不二家のクリスマスケーキ
2007年1月23日