ポスタルフォーラム

2006年2月14日

今さら・・・なのだが、3月号の入稿間際である2月3日、
日本郵政公社主主催のポスタルフォーラムに行ってきた。
ポスタルフォーラムは、展示とセミナーで構成されており、
セミナーは基調講演、DM活用、ダイレクトマーケティング、
事例の4トラック計30コマ。このほか教育のトラックが11コマ。
本イベントが新たなコンセプトで開催されるようになって
確か3年ぐらいが経過するが、展示・セミナーともに、
徐々に充実してきている感がある。
私が参加したのは、基調講演の「The Death of Direct Mail」。
講師は米国のダイレクトマーケティングのクリエイティブサービス、
コンサルティングのエキスパートであるアラン・ローゼンスパン氏。
内容は、ダイレクトマーケティングの現状と課題に言及した上で、
ダイレクトマーケティングを最適化するための10のポイントを掲げ、
各々のポイントについて事例を交えて紹介するというものだった。
10のポイントは以下の通り。
1.We need to do more effective targeting
2.We Need to Add Value
3.We Need to Think Visually
4.We Need to Put More Focus on Benefits
5.We Need to Go Beyond Benefits
6.We Need to Focus on our Customers
7.We need to do More for our Most Valuable Customers
8.We Need to Build Credibility
9.We Need more Big Ideas
10.We Need to Focus on the Offer
講演そのものはいわばセオリー通りの内容だったが、
それぞれのポイントごとに紹介した事例はまさに圧巻。
欧米のダイレクトマーケティングのクリエイティブに触れるにつけ、
そのアイディアとクリエイティビティには圧倒させられるが、
それは今回もまた同様だった。日本人ももっとがんばらなくちゃ。
セミナー終了後には、ローゼンスパン氏に
月刊「アイ・エム・プレス」独占インタビューを実施。
入稿直前だったこともあり単独で出かけたが、
弊誌でもおなじみの森本さんが通訳をしてくださったことから、
良いインタビューになったと思っている。
インタビューでお伺いしたのは、
1.個人情報流出への恐怖やSPAMメールの増加により、
米国では紙のDMが見直されていると聞くがどうなのか?
2.インターネット時代における紙DMの活用法は?
3.DMの効果測定、および効果について
4.紙DMの今後の展開は?
5.セミナーの中で日本のマーケティングは進んでいると思うと
と言われていたが、どうしてそのように思われたのか?
セミナーおよびインタビューの結果は、
月刊「アイ・エム・プレス」3月号に掲載される。