2020年12月31日
コロナで始まり、コロナで終わろうとしている2020年。1年の終わりに、私なりのコロナ禍への対応策を①テレワークの基盤を整える、②関心のあるテーマを追求する、③運動不足を解消する、④仲間たちとのコミュニケーションの4つに分けてまとめてみました。以下は2番目の「関心のあるテーマを追求する」です。
テレワークやミーティングのオンライン化により移動時間が減少したことに加え、新規案件の減少により就労時間が短縮傾向にある中、余暇時間が増えたというのもwithコロナ時代の生活の特徴の1つと言えるでしょう。こうした中、もともとR&Bやブルースなどの音楽鑑賞と散歩ぐらいしか趣味がない私が注力したことの1つは、数年前に設定した自分自身のテーマにかかわる活動でした。
テーマというのは、従来からのインタラクティブ・マーケティングに加えて、異文化コミュニケーション、メディアの移り変わり、組織・顧客接点・人の一生などの終活の4つで、書籍やネット記事に目を通したり、オンラインのイベントやセミナーに参加したりする一方、従来からのビジネス系に加えてテーマに関連するNPOの活動に参加するなどにより、情報を収集したり、自分なりの視点を社会に発信したりすることに注力しました。
本業とも言えるインタラクティブ・マーケティングについては、昨今のトレンドを往年のマーケティング・シーンと紐付けて解説することに挑戦したいと思っているのですが、締め切りのない中ではなかなか前に進みません。一方、これまでのように企業の側からではなく、生活者の側から顧客接点をウォッチすることにも興味があり、こちらは2019~2020年に、一般の生活者向けメディアに秘密の(!)ペンネームで寄稿しました。
また異文化コミュニケーションについては、難民支援のためのボランティア仲間で、2020年11月にオンライン・イベント「オンラインで日本の難民を支援! 国境を越えた文化祭」を開催。私は食チームの一員として、高田馬場でミャンマー料理店を営むミャンマーからの難民が祖国を逃れてから今日に至る経緯をインタビューしたほか、ミャンマー料理への挑戦コーナーではミャンマーの食材と日本でおなじみの食材を組み合わせた自作のメニューを披露。異文化を融合することで新たな美味しさが生まれるとして、多文化共生の意義に言及しました。
このほか異文化コミュニケーションについては、私が会員になっている英会話カフェのオンラインによるサービスを利用して、世界各国の英語が母語、あるいは母語並みに上手い在日外国人たちに、来日の経緯や、日本と母国との文化の違い、カスタマーサービスの違いについてインタビューするという個人的な研究プロジェクトを展開中。その他のテーマについては、現時点では情報収集が中心ですが、こと終活に関してはさまざまな切り口からの情報収集を心がけており、ここ1年ほどは限界集落にかかわるコミュニティに参加して情報を収集する傍ら、彼らの活動にアドバイスを提供したりしています。
→「withコロナの時代を生きる③: 運動不足を解消する」はこちら