SNSの内と外

2006年12月14日

mixi会員がついに600万人を超えたり、
世界最大のSNSであるMy Spaceが日本に上陸したりと、
今年はSNSの爆発的な普及が話題になった年だった。
SNS(Social Networking Service)も初期の頃は、
リアルの世界の友人をSNSに誘ったり、
SNS上でリアルの世界の友人・知人を発見するなど、
リアルの世界の繋がり(人間関係)がSNS内に発展するケースが多かった。
私自身の経験で言えば、その後、SNS内のコミュニティで
知り合った方との繋がり(人間関係)を、
リアルの世界に持ち込んだ経験も3回ほどあるが、
こうした経験の多い、少ないは、人それぞれかもしれない。
そして最近では、これがさらに進んで、リアルの世界ではじめて出会った方が、
実は同じ友人を介してSNS上で繋がっていたというケースが増えている。
所詮は狭い世界で動いているのだから、そもそもリアル VS バーチャルを問わず、
はじめてお目にかかった方と共通の友人・知人がいるというのは、
何も驚くようなことではないのかもしれないが、
言い方を変えれば、それだけにSNS人口が増えているということだ。
一方では、SNS上でのトラブルも増加しているようだが、
いくら紹介制とは言うものの、人口が増えれば増えるだけ、
リアルの世界と同様に、苦手な人や、変な人も増えてくるには違いない。
顔の見えない世界だからこそ、お互いの立場を考えて、
ネットというメディアを大切に育んでいきたいものだ。