JR東日本の車内放送

2006年3月1日

最近、JR東日本の車内放送が、妙に丁寧になってきた。
以前は事故や故障で電車が遅れる場合も、
遅れているという事実を伝えるに止まっており、
理由もわからなければ、運転再開の目処も不明なことが多かったが、
最近では、少なくとも遅れている理由は放送されるようになってきた。
今日も営業先からの帰りに、東京駅からJR中央線に乗ったところ、
「線路に降りた人が人がいる」という理由で、
「少しの間」運転を見合わせるといった主旨の放送があった。
少しってどのぐらいだろうという不安を胸に待っていると、
しばらくして、「今後の手順として、ホームの向かい側に
電車が入ってきた後にこの電車が発車する」旨の放送があった。
「少しの間」が3分なのか、5分なのか、10分なのか、
それとも20分なのかが気になるところではあるが、
少なくともその手順とやらを説明されると、
目処が経ったような気にさせられるから不思議だ。
ホームの向かい側の電車はいつ入ってくるか分からず、
目処なんてちっとも立っていないにも関わらず、である。
JR東日本の車内放送がこのように改善されているのは、
おそらくは、お客様の声がきっかけではないかと思う。
私もそうなのだが、誰しも1回や2回は
「あと何分ぐらいで運転が再開されるのか?」と、
車掌さんに詰め寄った経験があるのでは?
しかし、ここで気になるのは遅れる理由。
今日のように線路に人が降りたとか、
ラッシュ時に、お客様の傘がドアに挟まったとか言われると、
「・・・ったくもう!」と見知らぬ人に腹が立つし、
以前にパンタグラフにビニール紐がひっかかったことを理由に
総武線が30分以上も遅れたときには、
たかがビニール紐で遅れるJRにめちゃくちゃ腹が立った。
お客様対応はかくも難しい。