最近、JR東日本の車内放送が、妙に丁寧になってきた。
以前は事故や故障で電車が遅れる場合も、
遅れているという事実を伝えるに止まっており、
理由もわからなければ、運転再開の目処も不明なことが多かったが、
最近では、少なくとも遅れている理由は放送されるようになってきた。
今日も営業先からの帰りに、東京駅からJR中央線に乗ったところ、
「線路に降りた人が人がいる」という理由で、
「少しの間」運転を見合わせるといった主旨の放送があった。
少しってどのぐらいだろうという不安を胸に待っていると、
しばらくして、「今後の手順として、ホームの向かい側に
電車が入ってきた後にこの電車が発車する」旨の放送があった。
「少しの間」が3分なのか、5分なのか、10分なのか、
それとも20分なのかが気になるところではあるが、
少なくともその手順とやらを説明されると、
目処が経ったような気にさせられるから不思議だ。
ホームの向かい側の電車はいつ入ってくるか分からず、
目処なんてちっとも立っていないにも関わらず、である。
JR東日本の車内放送がこのように改善されているのは、
おそらくは、お客様の声がきっかけではないかと思う。
私もそうなのだが、誰しも1回や2回は
「あと何分ぐらいで運転が再開されるのか?」と、
車掌さんに詰め寄った経験があるのでは?
しかし、ここで気になるのは遅れる理由。
今日のように線路に人が降りたとか、
ラッシュ時に、お客様の傘がドアに挟まったとか言われると、
「・・・ったくもう!」と見知らぬ人に腹が立つし、
以前にパンタグラフにビニール紐がひっかかったことを理由に
総武線が30分以上も遅れたときには、
たかがビニール紐で遅れるJRにめちゃくちゃ腹が立った。
お客様対応はかくも難しい。
JR東日本の車内放送
2006年3月1日