ecute

2005年11月16日

先週、久しぶりに月刊「アイ・エム・プレス」
トップ・インタビューに出かけた。
インタビューにご協力くださったのは、
㈱JR東日本ステーションリテイリング代表取締役の鎌田由美子さん。
私よりかなり若い女性社長だ。
㈱JR東日本ステーションリテイリングは、
エキナカに駅構内開発小売業「ecute」を展開する企業。
「ecute」は、すでに大宮と品川駅構内でオープンしており、
テレビなどでも採り上げられているので、
ご存知の方も多いことと思う。
弊誌のトップインタビューは、この11月号ですでに71回を数えるが、
このうち女性社長は3人。たった4.2%だ。
インターネットで調べてみると、
帝国データバンクの企業概要データベース「COSMOS2」に
登録されている企業の社長数112万7,356人(重複企業は削除)のうち、
女性社長数は5.53%とのこと(2000年6月現在)。
弊誌のトップインタビューをお願いしているのが、
中堅~大企業であることを鑑みると、
4.2%というのは、まあそんなものかという数字だ。
女性社長にインタビューするときは、
同性ならではの気安さがあることに加え、
語られる言葉を超えたところで何かを感じさせられることが多い。
読者の方々には、そこを書いてよと言われてしまうかもしれないが、
その何かとは、おそらく一生懸命さとか健気さといった類のことだ。
ご多分に漏れず、今回のトップインタビューにおいても、
既成概念に囚われない鎌田さんの存在あってこそecuteが誕生したこと、
そして、ご本人をはじめ三分の一は女性というスタッフの方々が、
「通過する駅から集う駅へ」という目標に向けて、
日々、真剣勝負をされているということが痛いほど感じられた。
私より若い女性社長へのトップインタビューは初めてだったが、
今後の鎌田さんの益々のご活躍を、心から応援したい。