過日、信州土産に買ってきた「大葉餅」のことを書いたが、
実はもうひとつ、お土産に買ってきたものがある。
それは美味しくて、健康にもいい「黒豆茶」である。
写真のようにカップに入れてお湯を注ぐだけでOKなので、
健康茶にありがちな面倒くさいプロセスはいっさい不要。
お茶を飲み終わるころには黒豆が柔らかくなるので、
そのまま、あるいはちょっと塩をふって食べることもできる。
この身体に良くて、手間がかからず、かつ捨てるところがない
黒豆茶にすっかりはまり、オフィスで愛飲していたところ、
偶然にも、ダイレクトマーケティング学会で知り合った
黒豆の通信販売会社、(株)京乃豆蔵の井上社長から
「黒豆の井上です」と題したeメールが届いた。
メールの内容は、eコマースのセミナーへのお誘いで、
私自身は都合がつかず、参加はできなかったのだが、
折りしも黒豆茶にはまっていただけに思わず返信。
黒豆茶についてのなんだかんだのやりとりの末、
本日、上京を機に、弊社まで足を運んでくださった。
前回は学会の大会で立ち話をしただけだったので、
まずはお互いのビジネスについて紹介。
黒豆の話もさることながら、同社における通信販売の概要、
井上さんがご本業とは別途、関与されている
Eビジネスの勉強会などのお話をお伺いした。
(株)京乃豆蔵は、井上さんのお父様が経営される
丹波黒豆の製造・販売会社のB to C部門の子会社として、
ネットショップを中心に黒豆の通信販売を行っているとのこと。
そもそも黒豆茶は、「あるある」で紹介されたのをきっかけに
一大ブームとなったものの、ブームはわずか2年ほどで終焉。
ブームを機に参入企業も増え、最近では中国産まで登場する中で、
本家本物の丹波の黒豆は高級品だけに価格競争力がなく、
いろいろと苦労を強いられているとのことだった。
以前にケンコーコムの後藤社長に、
「あるある」で取り上げられた商品をすかさず調達する、
という話をお聞きしたことがあるが、
せっかく話題になっても2年でブームが過ぎ去ってしまったのでは、
黒豆が可愛そうな気がする。
井上さんが持参してくださったリピーター向けのカタログを見ると、
黒豆茶以外にも、「純黒豆ようかん」や「黒豆健康ジャム」
「黒大豆のきな粉」「黒豆かりんとう」「黒豆甘納豆」など、
黒豆好きにはたまらない品々がいっぱい。
私もさっそく申し込んでみようと思っている。
黒豆ワールドにご興味がある方は下記まで。
http://www.kuromame.co.jp/
井上さんにはそのうち、月刊『アイ・エム・プレス』に
ネットショップにおけるCRMについての原稿を
書いていただくことになるかもしれない。
人生、どんな出会いがあるか、わからないものである。
黒豆茶とダイレクトマーケティング
2008年8月22日