英語学習用SNS

2008年6月1日

「iKnow」という英語学習用のSNS(Social Networking Service)をご存じだろうか。
私は過日、友人に誘われて入会したのだが、最近ではこれに結構はまっている。
まず最初にハンドルネームなどを入力してMy Pageを作成すると同時に、
9つの英語学習コースの中から、自分にぴったりのコースを選択する仕組み。
現在、私は3コースに入っているが、とてもすべてはこなせないので、
現在はこのうち1コースのみに継続的にチャレンジしている。
学習用のアプリケーションは、このSNSと同じ「iKnow」の名を冠した
独自のカリキュラムが基本で、これに加えてDictationや
「BrainSpeed」と呼ばれるクイズ形式の学習アプリケーション、
そしてポッドキャスティングがある。
主力の「iKnow」と呼ばれるアプリケーションはなかなかのスグレモノで、
Webサイトには「脳科学に基づいて開発された
学習エンジン搭載のパーソナル学習アプリケーション」と記されている。
何でも、個人によって異なる学び方の癖や間違えたポイントなど、
学習パフォーマンスを細かくトラッキングし、
最適な学習プランを自動的に提供するのだとか。
確かに間違えたものは何度となく出題され、
これを繰り替えしているうちに何らかの基準をクリアすると、
学習を完了する仕組みになっているようだ。
クイズ形式の「BrainSpeed」は、とにかくスピードが問われるので、
必死になってチャレンジするのだが、マウス操作で肩がこるばかりで、
このSNSを私に紹介してくれた友人には遠く及ばない。
彼は私より10歳以上(20歳近く?)若いので、
これは若さが勝負なのかなと思ったりする今日この頃だが、
いずれにせよ、悔しいことには変わりがない。[[pict:hekomi]]
冒頭でも述べたように、このサイトはSNSになっているので、
「mixi」と同様に、自分のプロフィールが入れられるのはもちろん、
日記を書いたり、他の会員を友人として登録したり、
メッセージを送ったりすることができる。
また、各会員の英語学習の進行状況やDictationのスキルレベル、
さらには「BrainSpeed」のベストスピードとベストスコアは、
各会員のMy Page上で有無を言わさず公開される仕組み。
私はプロフィールも日記も書いていないし、
紹介者以外に新たな友人を登録したりはしていないのだが、
それでも友人の学習の進行状況や前出のクイズの結果が気になり、
まけじと学習に、クイズに励む気になる。
全会員の中からのクイズの上位ランキングも表示されるのだが、
上位にランクされる会員にとっては、これが大きな励みになるだろう。
つまり、本サイトがSNS仕立てであることの意味は、
他の会員との競争意識をテコに、学習を加速するところにあるのだろう。
他の学習方法と比較してパフォーマンスが高いかどうかは
まだ自分自身で実感するには至らないものの、[[pict:horori]]
とにかく無料の割によくできているのは間違いない。
サイト上の説明によると、このSNSは昨年の10月に開始されたばかりで、
将来的にはプレミア会員向けのサービスや広告により
収益を確保していく意向だとか。
英語の学習を続けるのもさることながら、
ビジネスのありようという意味でも、
継続的にウォッチしていきたいサイトのひとつである。