美容院へ

2006年1月25日

明日はいよいよ月刊「アイ・エム・プレス」創刊十周年記念セミナーだ。今日はこれに備えて、行きつけの美容院に寄ってから出勤することにした。本来は、この間の土日に行こうと思っていたのだが、予約しようとしたところ、なぜか臨時休業だったのだ。今日、スタッフに理由を尋ねたところ、オーナーのお父さんが亡くなったらしい。今年の冬は大雪の被害を横に置いても、寒さのせいか亡くなる方が多い気がする。
私はかつて、美容院に行くのが嫌いだった。理由は、長時間にわたりじっとしていないとならないから。でも、いつの間にかそれが苦にならなくなり、最近ではむしろ美容院好きになってきた。自分は何もしなくても髪を整えるという意味で生産性が高いし、頭の中を空っぽにしてスタッフと無駄話に興じたり、普段はまず読まない女性誌に目を通すのも悪くない。
出勤前に美容院に行ったのは恐らく初めてのことだが、そうとなると今度は女性誌ではなく日経の朝刊を読んだり、原稿を読んだり、携帯メールで業務連絡をしたり。なんだ、ここ(美容院)でも仕事ができるじゃないと、携帯メールのありがたさを痛感。このブログも、最初の部分は美容院で書いた。(が、カットしている間には終わらなかった)
もちろん、いつものようにスタッフとの無駄話もした。私が携帯メールのやりとりをしているのを見て、アシスタントの女性は携帯についての話題を投げかけてきた。その女性は沖縄出身なのだが、先日、帰郷した折に、母親と毎日1回はお互いの顔が見たいと、テレビ電話機能の付いたFOMAを2台購入したのだという。しかし、いざ使う段になって、お互いの顔が見えると恥ずかしくて、あまり話が弾まないことに気づいたのだという。私はテレビ電話を使ったことはないが、想像に難くない話しである。
美容院はまた、口コミ情報が集約する拠点でもある。その女性は、テレビ電話付き携帯電話が気になるらしく、その美容院を訪れるお客さんからも積極的にテレビ電話の情報を収集している。会社帰りに買い物を頼まれたお父さんが、スーパーの店頭で商品の画像をテレビ電話で映して、「水菜ってこれでいいのか?」とか、家人に確認したりするのに便利に使われているなどと教えてくれた。いや、もしかしたら、単身赴任のお父さんだったかもしれない。単身赴任だったら、たまには料理もするだろうから、「そろそろ煮えたかな?」とか、「もう火を細めていいかな?」とか、料理の過程でも色々に使えそうだ。
今はもう出勤して、ひと仕事した上で美容院で書き始めたブログの続きを書いているのだが、とにかくそんなわけで、美容院はけっこう楽しい。このブログをご覧になっている方の半分以上は男性だと推定しているが、床屋さんでは、携帯で仕事しているビジネスマンとかいるんですか? 床屋のお兄さんとは、どんな話しをするのですか? 押し黙ったまま??
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■明日の月刊「アイ・エム・プレス」創刊10周年記念セミナー、数席ですが、残席あります。明日26日の午後、お時間が許す方は、今からでも下記WEBサイトよりお申し込みください。なお、当日(26日)のお申し込みはWEBサイトでは受けかねますので、電話03-3815-8991でお問い合わせくださいね。
https://im-press.jp/seminar/seminar02.html