米国情報

2005年6月30日

先日、何年か前に弊誌に連載してくださっていた、
ダイナサーチの石塚さんと久しぶりにお目にかかった。
石塚さんは、もう十年以上前からロサンジェルスで、
リサーチ&コンサルティング会社を経営しておられる方で、
年に何回か、帰国されたときには、お声掛けいただき、
ランチ方々、日米のマーケティング事情にかかわる情報交換をしている。
ここ数回は、石塚さんが、そしてそれに触発された私も、
ベトナム麺のフォーにはまっていたことから、
石塚さんがいつも宿泊されるホテルのある赤坂や、
弊社がある本郷近辺で、フォーばかり食べていたが、
今回は、たまたまランチのスケジュールが合わなかったことから、
アーリー・サパーと称して中華料理をご一緒しながら、
ダイナサーチのスタッフの方々を交えて情報交換を行った。
そこで話題になったのは、個人情報保護に関する日米の考え方の違い。
いま、日本は大騒ぎで、様々なニュースが新聞市場を賑わしているが、
米国人は日本人ほどは神経質にはならず、
今回のように個人情報が流出してクレジットカードが悪用されても、
保険でまかなわれるからいいや、という感覚なのだと言う。
日本でも、保険でまかなわれることに違いはないが、
日本人はそんなに鷹揚には構えていられない。
これを国民性の違いということもできるが、それだけでなく、
米国ではクレジットカードの悪用は、日常茶飯事らしい。
石塚さんが以前、弊誌に連載してくださっていたのは、
今から5年近く前のことだろうか。
それは米国のeビジネスにかかわる原稿で、
今やちょっと懐かしいイメージのあるクリック&モルタルという言葉が
弊誌に最初に登場したのは、石塚さんの原稿だった。
今回は、スタッフの方が新たな編集企画を持ち込んでくださったが、
今年の秋~冬の実現に向けて、これから準備を進めていくつもりだ。
何の原稿かって? それはまだ内緒です。