特集の会議

2006年3月18日

昨日は、月刊「アイ・エム・プレス」のロングスパンでの
特集を決める会議だった。弊誌では常時、向こう半年~1年分の特集を
大枠で決定しておくことを基本としているので、
半年に1回ぐらい、昨日のような会議を開催して、
私自身と編集スタッフがそれぞれに特集案を持ち寄り、
ディスカッションの上で、向こう7ヶ月目~12ヶ月目の特集を決めている。
もちろん、かなり先の話なので、その後の状況に応じて、
変更したり、順番を入れ替えたりということはあるのだが。
特集の提案に当たっては、①テーマ、②企画の背景、③コンセプト、
④構成の4項目を網羅した企画書を用意するのがお約束。
昨日は合計11の新たな特集案が持ち寄られ、
営業担当者も同席の上でディスカッションを行った。
提案者が企画の内容を説明、参加者が質問をしたり、
賛成・反対の意見を理由とともに投げかけていく。
これを11回繰り返した上で、各人が5票ずつもって、
優先順位が高いと思う特集案に投票していく。
が、昨日の11案の中では秀でたものが限られており、
その中から人気が集中した3案の実施を決めるのが関の山。
再来週、再度案を募って会議を持ち、
残りの2案を決めることになった。
昨日、私が提案した中で却下された特集案に
アフィリエイト・プログラムに関するものがある。
最近では、アフィリエイト・プログラムが大流行。
さまざまな企業が導入しているが、
これはネット上での口コミを活用したバズマーケティングという
側面を持つと同時に、ネットワークビジネス的な側面も併せ持つ。
しかしネットワークビジネスについては、これまでの歴史の中で、
必ずしも良い面だけがクローズアップされてきたわけではない。
しかし、CGM(コンシューマー・ジェネレーテッド・メディア)時代の
アフィリエイト・プログラムは、インターネットを活用することで、
ネットワークビジネスのデメリットを解消し、
バズマーケティングのパワーを増幅することができるのか。
私の興味はそんなところにあった。
一方、アフィリエイト・プログラムの特集に反対する1人からは、
適切に運用しているのはポータル運営企業などに限られるのではないか、
といった意見が出た。楽天やケンコーコムなどである。
確かに、商品点数の限られた企業がこのプログラムを展開しても、
紹介する側が企業ならともかく、個人の場合は、
同じ人に継続的に販売してもらうのは難しいだろう。
しかし、展開企業の母体が多いだけに、成功事例を交えて、
特集を構成することが可能という結論に至ったにもかかわらず、
この特集をやろうと手を挙げる者は一人もいなかった。
私は、世の中的には注目されているアフィリエイト・プログラムに、
なぜ弊社スタッフは興味がないのか、正直、意外だった。
「通勤電車」をご覧いただいている皆さんは、
アフィリエイト・プログラムについてどうお考えでしょうか?
ぜひ、コメント欄にご意見をお寄せください。