洗剤メーカーにもの申す

2008年1月6日

暮れの大掃除を通して思ったことがある。
大掃除をしたら、お風呂の洗剤がなくなってしまったのだが、
新年になって新しい洗剤を買おうと思うと、それがどこを探しても見つからない。
コンビニにはもちろんないし、最寄のスーパーにも、ドラッグストアにもない。
スーパーなんて2軒も出向いたのに、である。
別のブランドにすればいいと言われるかもしれないが、
そもそも私はこのお風呂の洗剤が気に入っていたし、
加えて詰め替え用を買おうと思って、空になった容器もとってあるのだ。
そういえば、暮になくなった食器の漂白剤もそうだった。
やはり詰め替え用を買おうと思ったのだが見当たらないので、
別のブランドの詰め替え用を購入。さて、詰め替えようとしたところ、
元の漂白剤の容器に、別のものを入れると危険と書かれている。
確かに漂白剤じゃなくて洗剤を入れたら危険かもしれないが、
漂白剤同士だったらだいじょうぶでは? と思って、
いい加減な消費者の私は、無理くり別ブランドの漂白剤を詰めてしまった。
あれからもう1週間になるが、特に体調が悪化している風はない。
というようなわけで、最近、お菓子やカップ麺に限らず、
住まいの洗剤もどんどん新製品が出るので、よほど定番化した商品でなければ、
同じものを継続使用しようと思っても手に入れるのは容易ではない。
そのくせ、各洗剤メーカーが詰め替え用を発売しているのはどういうこと?
こちらも少しでも地球に優しい生活をしようと、
古くなった容器を洗って、詰め替え用を買おうとしているのに、
詰め替え用どころか、容器入りの商品さえも
最寄の店に置いてないのでは、まったくもって話にならない。
店頭の棚が確保できない?
ならばそんなに新製品出さなきゃいいじゃない、と思ってしまう。
もちろん、より優れた洗剤が開発されるのは生活者にとって好ましいことだが、
その新製品が気に入って継続使用したくても、
最初の1本を使い終わった頃には最寄の店にないのでは意味がない。
だからブランドスイッチせざるを得ないのに、
それでも新製品を次々に発売しようというのなら、
せめて、詰め替え用なんて発売するのは辞めにしたらどうだろう。
なんか地球に対して偽善的じゃないかな。
腹が立つと同時に、お気に入りのお風呂の洗剤が見つからないがために、
今年に入ってお風呂の掃除ができない私。
念のためにとネットで検索してみたら、なんとケンコーコムで売っていた。
たかが二百何十円の商品だけに、私自身はECで買おうとは思わないが、
新製品ラッシュのあおりで最寄の店で見つけにくい商品を扱うというのは、
ECにおける品揃えのひとつの切り口になるのかもしれない。
今やお菓子やカップ麺、そして住まいの洗剤は、
気に入ったものをリピート購入したければ、
お取り寄せする時代になってしまったようだ。