SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)に入って7ヶ月。
その間にいいこともたくさんあったが、最初の頃と比べて、
最近ではちょっと乱れてきていない? という気がする。
たとえば、コミュニティの中でのコメントの仕方もそうだし、
個々の会員間のやりとりについても同様だ。
コミュニティでは、主に顔の見えない同士でやりとりするのだから、
限られた情報で相手のことを一方的に決め付けることなく、
またテーブルにのったテーマにフォーカスしたやりとりが必要だ。
これが顔が見える友人同士のコミュニケーションであれば、
相手に対する予見に基づき伝え方を選ぶことができるし、
相手の反応に応じて伝え方を自在に変更することもできる。
つまり、SNSのコミュニティでのやりとりにはある意味、
顔が見えている友人同士のコミュニケーション以上に
相手への配慮が必要なのではないかと思う。
会員間のやりとりについても、「あれっ?」と思うことがあった。
先日、コミュニティで知り合ったAさんが、
以前、お勤めの会社で弊誌を購読していたということで、
SNSのメッセージ機能(SNS上では互いのメルアドを交換することなく、
メッセージをやりとりすることができる)を活用して、
CRMについていくつか質問を頂戴したのだが、
私としては懇切丁寧なお答えしたつもりにもかかわらず、
その後ウンともスンとも音沙汰がない。
かと思えば、私のブログに興味があるからと、
SNS上の友人登録(Mixiの場合はMy Mixi)を依頼してきたBさんも、
私が友人登録を承諾したにもかかわらず、その後ウンともスンとも。
「一言御礼を言うべきじゃないの?」と思ってしまう。
これらは私の個人的体験に基づく感覚に過ぎないが、
私の何倍もネット・リテラシーの高いNさんも、
「最近、SNSがちょっと荒れてきている気がする」と言っていたし、
私が登録しているSNSの某コミュニティ管理人のSさんも、
朝起きてPCを立ち上げ、SNS会員からのメッセージが入っていると、
また何か会員間のトラブルだとうんざりすると語っていた。
思うに、SNS上でこうした問題が多発するようになったのは、
ひとえに会員数が膨大になったことの裏返しであろう。
世間はWeb2.0の話題で盛り上がっているようだが、
(実はWeb2.0の定義がイマイチわからないが・・・)
無数の個人ブログが繋がりあうWeb2.0の時代になればなるほど、
一人ひとりがネット上のエチケットをきちんと守っていかないと、
匿名性の高いネット上は荒地と化してしまう。
そんなことにならぬよう、少なくとも私自身は襟を正していきたい。
最近のSNSの由々しき事態
2005年12月10日