昨日は個人の年賀状を書いてポストに投函、
夕方から美容院に行って、買い物をして、1日を終えた。
もう今年もあと3日だというのに、辺りには人影はまばら。
注連飾りを売る出店がかろうじて年末らしさを醸し出しているものの、
なんだか年の瀬とは思えない街並みである。
私が住む街には、スーパーが3軒あるのだが、このうち1軒は工事中。
勢い、残りの2軒に客が集まるはずが、そこにも客足はさっぱりだ。
店側は、入り口付近にお供え餅などを置いて正月気分を演出しているものの、
客はその前を素通りして、その日に必要なもののみを買い求めている。
2階のチルドコーナーに設けられた正月用食品の売り場にしても同じことで、
レジに並ぶ客の買い物籠の中身は寂しい限りだ。
いったいどうなっているんだろう。
お正月文化がすたれてきたのか? それとも地球の終わりか?
・・・と思っていると、そこに店内放送が流れてきた。
曰く、お正月用品は、年内はいっさい値引きは致しませんので、
お早めにお求めください。製造年月日も年内は同じ日付です。
うーん・・・。店側には、正月用食品の顧客を
早期に取り込むことで自店の販売を促進すると同時に、
最終日の混雑を少しでも緩和しようという狙いがあるのだろうが、
客側はうず高く積まれたお正月用食品に一瞥を与えるのが関の山。
私が見る限りでは、その前に立ち止まる客は1人もいなかった。
私自身はといえば、最終日の混雑した店頭を思い出し、
一瞬、売り場の前で立ち止まったものの、
仮に同じ商品だったとしても、家の冷蔵庫に比べれば、
スーパーの冷蔵庫のほうが保存状態がマシなのではないかとか、
これから冷蔵庫の掃除をするのだからとか、
それなりに色々考えて、購入を先送りしたのであった。
それにしても、製造年月日のことまで放送するなんて、
一昔前では考えられなかったこと。
今年は食品にまつわる多くの不祥事があったために、
消費者が敏感になっているといえばそうなのだろうが、
詳細な情報を公開されてもこちらはその道のプロではないし、
詳細な専門知識を身につける余裕もないしで、
結局のところ商売の基本は信頼関係だと思ってしまう私であった。
暮の街並み
2008年12月29日