日本たばこのOne to One

2005年12月3日

昨日は、日本ダイレクトマーケティング学会の
データベースマーケティング研究部会の定例会に参加してきた。
昨日の講師は、日本たばこ産業の平井さん。
テーマは、「マーケティングの進化とJT」。概要は下記の通りだ。
・環境の変化を進化のチャンスへ
・顧客データベースに立脚したOne to Oneマーケティングの時代
・マーケティングは「費用」から「投資」へ
・顧客と向き合うことからすべてが始まる
実は平井さんと私は、もうかれこれ数年のお付き合い。
5~6年前のサンフランシスコでのDMA大会に参加し、
会場の喫煙コーナーでタバコを吸っていると、
日本人男性が近づいてきて「編集長ですね?」と声をかけられた。
この男性が平井さんの前任のFさんで、
帰国後、1年ほどのお付き合いを経て、
Fさんから平井さんをご紹介いただいたのであった。
その後、平井さんには、月刊「アイ・エム・プレス」特集のケーススタディや、
弊社が発行する「CRM白書」の取材にご協力いただいたり、
弊誌が主催する読者向けイベント「Live!」
ゲストスピーカーをお引き受けいただいたり・・・を経て、
今ではソーシャルネットワーキングサービスを通して、
ペットについての情報をやりとりするお付き合いまでいただいている。
昨日の定例会は、バタバタしていて遅れての参加となったが、
それでもいつもの明快で確信に満ちた平井節を聞かせていただき、
少しだけ元気を頂戴した気がしている。
昨日のお話の中で、私が特に印象に残ったのは、
平井さんが、会場からの質問に答えて言われた、
「個人情報はお客様からお預かりした会社の資産
資産の運用状況をトップに報告しないといけない」というひと言。
そもそもの質問が何だったのかがどうしても思い出せないのだが、
いい言葉だと思いませんか?
私は“本物の”ダイレクトマーケターには、
人を元気にする不思議なパワーがあると思っている。
それはきっと、彼が、そして彼女が、
自分自身の仕事にとことんコミットメントして、
責任をもって業務を遂行しているからなのだろう。
JTのマーケティング・コミュニケーション投資の多くを任され、
客単価のアップと競合ユーザーの奪取に向けて
One to Oneマーケティングでマーケットと対峙する平井さんも、
私にそうしたことを感じさせるお一人である。