新連載「世界のダイレクトマーケティング」

2009年2月7日

今週は月刊『アイ・エム・プレス』3月号の締め切りだった。
進行管理担当のスタッフがお休みだったので、
私が代役を担ったのだが、カラーページは予定通り入稿できたものの、
モノクロページには原稿の遅れが発生。[[pict:hekomi]]
営業日で半日遅れての入稿(予定)となり、
「予定通りに入稿できれば焼き鳥をおごる」との編集スタッフとの約束は、
残念ながら、来月に持ち越されることになった。
こちらのお財布こそ傷まない結果になったが、
来月こそはスケジュール遵守でいきたい。
印刷屋さん(*佐々木さん、いつもすみません)に
迷惑をかけるのもさることながら、やはり編集は共同作業なので、
1ページでも遅れが生じると全体に影響を与えるし、
そのことが品質を左右することにもつながりかねないからだ。
さて、3月号(2月25日発行、154号)からは、新連載がスタートする。
2月号で終了した、eMarketing strategy社代表、
コロンビア大学客員教授のルス・スティーブンスさんの連載、
「米国におけるeコマースの最新事情」にかわって、
同じくルス・スティーブンスさんによる新連載が始まるのだ。
題して、「世界のダイレクトマーケティング」。
世界各国におけるダイレクトマーケティングの市場規模や
参入企業の動向、規制の状況などの紹介に加えて、
各国のダイレクトマーケティング界のキーパーソンへの
インタビュー結果を掲載する。
インタビューをするのは私ではなく[[pict:wink]]、
世界各国にダイレクトマーケティング仲間を持つルス・スティーブンスさん。
連載第1回に当たる今回のキー・パーソンは、
米国におけるグルメ食品のマルチチャネル販売会社として知られる
Harry & David社 CEOのビル・ウィリアムズさん。
今回のインタビューはアメリカ国内でのやりとりとはいえ、
Harry & David社の本社がオレゴン州にあるのに対して、
ルス・スティーブンスさんの会社はニューヨーク州。
米国以外はもちろんだが、今回においても、
インタビューはインターネットにより行われたのだろう。
私の父は生前、自宅で輸出関連の仕事に携わっていたのだが、
私が小さい頃は、フランスにあった取引先とのやりとりは、
出張(対面)以外では、郵便と、なんと電報だったと記憶している。
父が国際電話をかけていた記憶がまったくないのは、
国際通話がそれだけ高くて、よほどのことがない限り使えなかったからだろう。
それがいまでは、米国に住むルス・スティーブンスさんに
eメールのやりとりで原稿をお願いし、
かつ、そのルス・スティーブンスさんが米国に居ながらにして、
世界各国のダイレクトマーケターに
スカイプやeメールでインタビューできるなんて、便利な時代になったものだ。
そしてその便利な時代はイコール、グローバリゼーションの時代でもある。
しかも、本連載のテーマであるダイレクトマーケティングは、
インターネットを初めとするメディアを活用して、
マーケティング・コミュニケーションや実際の取引を行う、
時間距離を越えたマーケティング戦略。
勢い、国境を越えたグローバルなビジネス展開とは
切っても切れない関係にあるのだ。
新連載「世界のダイレクトマーケティング」が、
ダイレクトマーケティングにかかわる情報や知識の収集のみならず、
弊誌の読者の皆さまのグローバル感覚に磨きをかける上で、
また、実際にグローバルなビジネス展開を図る上でお役に立てれば、
弊社としても、そして著者であり、大の日本フリーク[[pict:heart]]である
ルス・スティーブンスさんにとっても、そんなに嬉しいことはない。
月刊『アイ・エム・プレス』年間定期購読がまだの方は、
この機会にぜひお申し込みください。
なお、連載「世界のダイレクトマーケティング」の第二回では、
なんと南アフリカ共和国を採り上げます!!
インタビュー対象となるキーパーソンは、
以前に「通勤電車」でご紹介したことのある、
南アにおけるダイレクトマーケティングの母と呼ばれる女性。
以降、ダイレクトマーケティングの市場規模が大きい国と、
まだまだ発展段階の国を交互に取り上げる計画だが、
目下、後者においては、どのくらいの規模の国まで採り上げるかを思案中である。
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もちろん、できる国とできない国がありますが、
ご要望にお応えできるよう、可能な限りの努力をします!