忘れ物

2005年3月30日

今週の月曜日、出勤時にJR中央線の上り電車の網棚に、
本が入った袋を忘れてきてしまった。
御茶ノ水の駅から、会社に向かっている途中で、
あっ! とそのことに気がついた。
時すでに遅し。もう電車はとっくにお茶の水を出て、
東京駅に着いている頃のこと。
やおら携帯を取り出して、東京駅に電話をかけると、
ラッシュ時で忘れ物が続出しているのか、何度かけてもお話し中だ。
そこで御茶ノ水の駅に電話をかけて様子を聞いてみると、
親切な駅員さんが東京駅にまで問い合わせてくれたものの、
御茶ノ水駅にも、東京駅にも、私の忘れ物は届いていなかった。
しかし、電話口で色々と尋ねてみたところ、
近頃は忘れ物の仕組みもずいぶんと進化していることがわかった。
駅員さん曰く、まずは、落とし主ならぬ忘れ主が、
最寄駅に出向いて忘れ物を書面で届け出ると、
その情報が当日中にPCに入力される。
一方で、駅で発見された忘れ物の情報についても、
同様にPCに入力され、両者をマッチングした上で、
それと思しき物が見つかった時点で、忘れ主に連絡がいくというのだ。
そのマッチング・システムが、自動なのか手動なのかは不明だが、
まさか、データマイニングを使っているなんてことはないだろう。
ふーん。なかなかいいシステムだな。
これで最寄駅まで出向かなくても、携帯とかで忘れ物を登録できたら、
最高だな・・・などと贅沢を言いつつ当日は駅に行く時間がなく、
翌朝、出勤時に御茶ノ水駅の事務所に立ち寄って、忘れ物の登録をした。
そのときの駅員さんもなかなか親切で、(多分、PCで検索して)
豊田駅にそれらしき忘れ物が届いていることを突き止めてくれた。
そこで、豊田か・・・と思い、恐る恐る、着払いでいいので、
送ってもらえないかと尋ねてみると、それもOK!
数日かかると言われたが、2日後の今日には宅配便で荷物が届いた。
すばらしいじゃない、JR東日本。
しかも、着払いじゃなかったけど、本当にいいのかな~?
なぜか、忘れ物をする人に優しい、JR東日本なのでした。