今週の月曜日、出勤時にJR中央線の上り電車の網棚に、
本が入った袋を忘れてきてしまった。
御茶ノ水の駅から、会社に向かっている途中で、
あっ! とそのことに気がついた。
時すでに遅し。もう電車はとっくにお茶の水を出て、
東京駅に着いている頃のこと。
やおら携帯を取り出して、東京駅に電話をかけると、
ラッシュ時で忘れ物が続出しているのか、何度かけてもお話し中だ。
そこで御茶ノ水の駅に電話をかけて様子を聞いてみると、
親切な駅員さんが東京駅にまで問い合わせてくれたものの、
御茶ノ水駅にも、東京駅にも、私の忘れ物は届いていなかった。
しかし、電話口で色々と尋ねてみたところ、
近頃は忘れ物の仕組みもずいぶんと進化していることがわかった。
駅員さん曰く、まずは、落とし主ならぬ忘れ主が、
最寄駅に出向いて忘れ物を書面で届け出ると、
その情報が当日中にPCに入力される。
一方で、駅で発見された忘れ物の情報についても、
同様にPCに入力され、両者をマッチングした上で、
それと思しき物が見つかった時点で、忘れ主に連絡がいくというのだ。
そのマッチング・システムが、自動なのか手動なのかは不明だが、
まさか、データマイニングを使っているなんてことはないだろう。
ふーん。なかなかいいシステムだな。
これで最寄駅まで出向かなくても、携帯とかで忘れ物を登録できたら、
最高だな・・・などと贅沢を言いつつ当日は駅に行く時間がなく、
翌朝、出勤時に御茶ノ水駅の事務所に立ち寄って、忘れ物の登録をした。
そのときの駅員さんもなかなか親切で、(多分、PCで検索して)
豊田駅にそれらしき忘れ物が届いていることを突き止めてくれた。
そこで、豊田か・・・と思い、恐る恐る、着払いでいいので、
送ってもらえないかと尋ねてみると、それもOK!
数日かかると言われたが、2日後の今日には宅配便で荷物が届いた。
すばらしいじゃない、JR東日本。
しかも、着払いじゃなかったけど、本当にいいのかな~?
なぜか、忘れ物をする人に優しい、JR東日本なのでした。
忘れ物
2005年3月30日