店舗小売業のネット戦略

2006年9月21日

今日は、月刊「アイ・エム・プレス」の11月号の特集のため、
立教大学情報学部の幡鎌博先生にインタビューを行った。
テーマは、店舗小売業のネット戦略。
幡鎌先生とは、そもそもご自身のブログで
この「通勤電車」をトラックバックしてくださったのがきっかけ。
トラックバックをいただいたときに先生のブログを発見して、
ふーんと思って数ヶ月。インタビューの機会に恵まれたわけだ。
10月号の特集では、SNSのmixiつながりの小山さんに原稿をお願いしたが、
これに引き続き、Web2.0の恩恵で弊誌のネットワークが拡大するのは、
なんだか感慨深いものがある。
幡鎌先生はeビジネスと情報化戦略がご専門とのことで、
目下、eビジネスの教科書をご執筆中とのこと。
頂戴した校正刷りによると、以下の全10章で構成されている。
・eビジネスの状況
・B to Cビジネス
・ネット広告とeマーケティング
・B to B
・eビジネス/eコマースでの物流・金融
・クリック&モルタル、B to B to C
・旅行業界のeビジネス/eコマース
・eビジネス/eコマースに使われる技術
・ビジネス方法特許
・イノベーションの視点から見たeビジネス
今日のインタビューは、このうちクリック&モルタルがテーマ。
先生によると、日本でも、昨年あたりから、
eコマースへの参入をチャネル間の競合という観点ではなく、
顧客接点の拡充と言う観点で捉え、
クリック&モルタルに積極的に取り組む店舗小売業が増加してきたとか。
弊誌をはじめ、さまざまな情報源からケーススタディを集め、
以下の6つに分類されている。
・店舗在庫活用型
・受け取り時店舗活用型
・補完型
・店舗スタッフ活用型
・交渉・コミュニケーション手段提供型
・価値付加型
なお、本特集では、先生へのインタビューに加えて、
店舗小売業4社のクリック&モルタルへの取り組み事例を掲載する。