9月は連休があるため、月刊『アイ・エム・プレス』の入稿が早かったことに加え、
毎年、秋に発行している『コールセンター年鑑』の印刷入稿もあり、
結果的に2週間近くブログをお休みしてしまった。
その間に新ネタを求めてお越しいただいた方、ごめんなさいね。[[pict:symbol4]]
さて、その2つの入稿を終えたこの週末は、久しぶりにちょっと一息つける。
英語学校に行ったり、美容院に行ったり、学生時代の友達と会ったり、
家の掃除をしたり、そしてちょっとだけ来週の仕事の準備をしたり・・・。
これこそが本来、あるべき週末の過ごし方ですね。
本当は会費を払い続けているスポーツクラブにも行きたいのですが、
これはどうなることか???
さて、昨日は、半年に1回の特別な編集会議を開催。
どこが特別かというと、いつもの編集会議のように、
直近の号について話し合うだけでなく、それぞれが特集企画を持ち寄り、
1年先までの特集テーマを大枠で決定するという大仕事が伴うからだ。
今回、集まった企画は、全部で20数本といったところ。
通販系あれば、CRM系あれば、注目の商品系あれば、
Webやコールセンター、店舗などの顧客接点系あれば・・・と、
その切り口はまさにさまざまであった。
特集企画には、以前から次の3つの要素を盛り込むことになっているのだが、
①Why:なぜその企画を提案するに至ったかという「企画の背景」
②What:企画の主旨を端的にまとめた「コンセプト」
③How:どのようなコンテンツを盛り込むかという「構成」
今回からは、コンテンツ課金と広告課金という弊誌のビジネスモデルに合わせて、
④Whom1:どのような読者を想定しているのか、
⑤Whom2:どのような広告主を想定しているのかを追加することにした。
月刊『アイ・エム・プレス』は年間定期購読が主体なので、
これまでは年間定期購読をいただいている皆さまの
プロフィールやアンケート結果こそは重視していたものの、
号ごとの重点ターゲットについては正直いってさほど意識してこなかった。
しかし、こうした取り組みを行うことによって、
採用した企画の評価がこれまで以上に容易になることに加え、
編集と販売と営業の連携を推進できるのではないかと考えたのだ。
さて、昨日の編集会議では、スタッフから上がってきた20数本の企画を、
1企画に付き数分で提案&ディスカッション。
その後、5分間の休憩を取りつつ、読者アンケートの結果を全員で再確認。
最後に、自分が採用したい企画に挙手をするかたちで、
三分の二以上の賛同が得られた企画を、
向こう1年間の特集予定としてラインナップすることにした。
今回は編集スタッフに加えて、営業スタッフも同席したが、
次回からは販売のスタッフにも参加してもらったほうがいいだろう。
ちなみに今年の初夏に行った読者アンケートでは、
このところ毎年、1位にランクされてきたCRMに興味がある読者が減少。
Webマーケティングに興味がある読者が、
引き続き1位を維持しているCRMに迫る勢いとなっている。
一方で、過去1年間の特集の中で最も人気が高かったのは、
2009年5月号の「感動DMをつくろう!」だし、
アナリティカルCRMの代表選手ともいえる、
データマイニングに興味を持つ読者も数多い。
この読者アンケート結果をどう読むのか。
要は、CRMという“言葉”の人気が衰えているということが一点。
また、顧客軸に基づくクロスメディア、マルチチャネルの時代とはいうものの、
それぞれの業界や企業の組織が縦割りに分断されている中で、
弊誌の年間定期購読企業が属する業界や、ご担当者が属する部署に応じて、
興味が分散しがちなのが実情か。
特別な編集会議は終わったものの、変化が激しい時代にあって、
1年後のことはなかなか想像できない。
そういう意味では、今回、決定した向こう1年間の特集予定は、
あくまでも暫定的なものに過ぎない。
読者の皆さんの中に“我こそ”という方がいらっしゃれば、
前述のテンプレートに即したかたちでご要望をお寄せください。
必ず、編集会議で検討しますよ!
そうだな~。下記の編集のメアドにお送りください。
edit@im-press.jp
向こう1年間の特集予定を決める
2009年9月12日