台頭するネット企業と顧客パワー

2008年3月15日

今週は、過日、このブログでご紹介した弊社の新刊、
「『顧客の時代』がやってきた!!『売れる仕組み』に革命が起きる」
の著者であるダイナ・サーチの石塚さんが来日されていたので、
打ち合わせやら、各方面への挨拶やらで、何と4回もお会いしてしまった。
中でも印象に残ったのは、二十年来のダイレクトマーケティングの勉強会、
ダイレクトマーケティング・ワークショップでの、
「新流通時代:台頭するネット企業と顧客パワー」と題した講演。
以下の5つのアジェンダに即して、1時間20分ほどお話をいただいた後、
質疑応答、そして、いつものように講師を交えて食事会を開催した。
イントロダクション:
流通市場における主導権が、サプライヤー(売り手)から
顧客にシフトしていることに言及。
市場の3つのフォース:
リアル・カンパニー、テクノロジー・カンパニー、
各種CGMに象徴される顧客のパワーを紹介、
テクノロジー・カンパニーと顧客のパワーがリアル・カンパニーに脅威を与え、
市場生態系の大変化が起きていると指摘。
テック(テクノロジー・カンパニー)の脅威:
Amazon、eBay、Googleの現状を紹介。
カスタマー・パワーの本質:
ネット革命について説明した上で、
2008年のキーワードとして「信頼される企業」を提示。
顧客価値の追求:
顧客価値の追求に向けての5つのBasic Principleを提示。
最後に今回上梓された
「『顧客の時代』がやってきた!!『売れる仕組み』に革命が起きる」
簡単に紹介し、1時間半に及ぶ講演を締めくくった。
ここでは講演の詳細まではご紹介できないが、
今回の講演にパワーを得たという参加者の声が続々。
「アマゾンの勉強はもう終えたつもりだったが、
改めて一から学び直さなくてはならないと思った」
(コンサルタント)
「(仕事は)厳しい状態だが、自分自身が携わっている
顧客の声を聞く仕組みの重要性に確信を得ることができた」
(コールセンター)
私自身も、石塚さんの著書はゲラ状態で何度か読んでいたけれども、
著書の内容に一部隣接した(まったく同じ内容ではない)講演を拝聴することで、
その説得力に圧倒されると同時に、改めて刺激を受けることができた。
この説得力はなんだろうと思うに、それはやはり石塚さんが、
単なるコンサルタントとしてのビジネス上のレトリックではなく、
公私にわたるご自身の実感を踏まえて、確信をもって語っておられることだろう。
そして、この1週間、石塚さんや同社のスタッフの方々と、
日本や日本人について語る機会の多かった私としては、
私達日本人に欠けているのは、まさにそのことなのではないかと思わされた。
(二十年以上前に米国に渡られた石塚さんが力説しておられたのは、
日本のビジネス・パーソンは仕事人間で、生活者感覚に乏しいということだ)
自分自身の実感を踏まえて、確信をもって語ることは、
自信をもって語ることでもあるし、責任をもって語ることでもある。
統計データや借り物のコンセプトの影に身を寄せるのではなく、
自分自身の実感をもって訴えかけてこそ、講演にせよ、出版物にせよ、
人々を惹きつけるコンテンツを創出することができるのだ。
石塚さん、そしてダイナ・サーチのスタッフの皆さん、
どうもありがとうございました。
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