千客万来

2006年2月5日

先日来、「千客万来」という四文字熟語が気になって仕方がない。
この言葉の本来の意味は、たくさんの客が次々とやって来ることだが、
それの何がどう気になっているのかと言うと、
あるときふと、千人の客が万回来店するということは、
1人の客が(月間か年間かはともかく)10回来店するということか、
というアイディアがひらめいてしまったのである。
ということは、この言葉が誕生した当時から、
客の絶対的な数だけではなく、
1人1人の来店頻度が問題にされていたのか、
つまりはロイヤルカスタマーが重要だという認識があったのかと、
インターネットで検索したり、手元の辞書で調べたりしたのだが、
それらしき語源にはいっこうにたどり着かない。
実は検索でヒットした個人サイトのようなものに、
語源らしきことが書かれてはいたのだが、
そもそもなぜそれが千客万来という四文字熟語に繋がるのか、
意味がわからなかった。それでもここに紹介しようかと思ったが、
もはやそのサイトにたどり着くことさえできなくなってしまった。
つまりは「千客万来」のヒット件数は、それほどに膨大なのである。
しこうして昨日、書店店頭で四文字熟語辞典のようなものを
紐解いてみたのだが、そこには「千」も「万」も、
ただ単純に数が多いことを示すとあって、
私のひらめきはお蔵入りとなってしまった。
つまらないな~。[[pict:symbol5]]