今週は水曜日から金曜日にかけて、弊社が出展する展示会が2つもあったので、
展示会のブースに出向くスタッフが多く、社内は閑散としていた。
2つの展示会というのは、下記。
・リックテレコム、UBMジャパン主催:
「コールセンター/CRM デモ&コンファレンス2009」
・日本能率協会主催:
「デジタルマーケティングNEXT 2009」
私も昨日の金曜日には「コールセンター/CRM デモ&コンファレンス2009」
の会場である池袋・文化会館に出向き、自社のブースに立つと同時に、
同会場で行われたプロシードのセミナーにおいて、
コールセンターに関する講演&パネルディスカッションを行った。
講演&パネルは、まず私が30分間の講演を行い、
残りの30分ほどで、プロシードの数矢さん、澤田さんを交えて、
私の講演内容を受けたパネルディスカッションを行うという形式。
形式も変則的ならば、パネル時の座席の配置も変則的とあって、
ちょっとドキドキしたが、まあなんとか合格点ではないかと思う。
講演では、まず、私自身の約25年に及ぶコールセンターへの取材・調査経験、
および今年で11年目を迎える弊社のコールセンター調査結果を通して、
コールセンターの現状とトレンドをご紹介した。
トレンドとは、そもそもマーケティングの拠点であったコールセンターは、
ここ10年ほどで徐々にサービスの拠点としての色彩を強めてきたが、
最近では“プロフィットセンター化”や“VOC(Voice of Customer)活用”
などのキーワードと共に、再びマーケティングに回帰しているというもの。
後半ではこれらへの取り組み状況を概観した上で、
今後のセンター運営の参考になるコンセプトとして、
サービス・サイエンス、サービス・ドミナント・ロジックの2つを紹介した。
講演に続くパネルディスカッションでは、
プロシードの方々が私の講演の感想をお話くださった上で、
私がVOCの活用を推進しているインバウンドの事例を紹介。
一方で数矢さんが、アップセリングによりプロフィットを上げながらも、
CSを高め、VOCに基づくサービス改善にも取り組んでいる
アウトバウンドの事例を紹介。
紹介事例についてのディスカッションを経て、
コールセンターがビジネスを変える、という結論に至った。
セミナー終了後は再び展示会場の弊社ブースに戻り、
ご来場の方々に月刊『アイ・エム・プレス』や
『コールセンター年鑑 2010』のご紹介をしたのだが、
弊社ブースの前は人通りが少なくて、
出展の成果という意味では、正直、辛いものがあった。
最も、私自身が長時間、ブースに立ったのは久しぶりなだけに、
長年、ご無沙汰している何人かの方にお声がけいただき、
親交を改めることができたのは、大きな収穫だった。
今週は2つの展示会に参加
2009年11月14日