昨日は、ＤＭＷ（Direct Marketing Workshop）だった。
ＤＭＷのことは以前にもこのブログで紹介したが、
今を去る22年前、米国のダイレクトマーケティング視察を期に発足した、
ダイレクトマーケティングにかかわる勉強会である。
今回のテーマは、「デジタル時代のインストア・プロモーション
『棚でコール』徹底研究」。講師はトランスコスモスの生沢さん。
「棚でコール」は、トランスコスモスとドゥ・ハウスが共同開発した
ソリューションで、店頭の商品棚にフリーダイヤルやＱＲコードを
表示することで、商品を前に購入を検討している見込み客からの
問い合わせやサンプル請求に対応すると同時に、見込み客情報を収集、
電話やeメールによるアウトバウンドへとつなげていく仕組みの、
新手のモバイル・プロモーション。
モバイル・プロモーションというと、ネットによるものを想起するが、
「棚でコール」は、ネット＋電話というところが大きなポイント。
この点には「目からウロコ」とばかりに参加者の評価が高かったが、
一方では、混雑した店頭で電話をかけるのは迷惑と言った声も聞かれた。
また、単なるトレーサビリティ・サービスとしてのＱＲコードの
商品パッケージへの添付などと異なり、見込み客情報の収集、
ひいてはアウトバウンドを視野に入れているところも大きな特徴。
この点については、収集した見込み客情報を、
メーカーや店舗を超えて共有できないかといった声も聞かれた。
終了後は、いつものように「のみな～る」と称する飲み会。
こちらは、22年前と比べると酒量ががた落ちである。