不安な世の中

2009年4月19日

いろいろと不安な世の中になったものだ。
もちろん、この不景気がいつまで続くのかについては、
公私ともに不安だが、これに限らず、
日々の生活の中にさまざまな不安が潜んでいることを痛感する今日この頃だ。
不景気については、外食を控えて自宅で食事を取る人々が増加。
安売りの時に大量の食材を買い込んで保存しようというのか、
超大型の冷凍冷蔵庫がヒットしているらしい。
また、製造過程で型崩れしたり、賞味期限切れ間際といった
多少難ありのお菓子などの安売りも、好調な売れ行きを示していると聞く。
私自身はどうかといえば、超大型冷凍冷蔵庫こそ買わないものの、
内食志向を強めていることに変わりはない。
昔は帰りが遅くなると外食することが多かったものが、
今はそうした機会がめっきり減少。
週の前半には土日に作りおきしたものをたいらげ、
週の後半になると閉店間際にスーパーに駆け込んで、
その日中に売り切ろうと安売りしているお刺身やお惣菜などを買い込む。
仕事仲間や友人と外食する時にも昔より安い店に行くようになったし、
深夜のタクシー帰りも劇的に減った。
2年ぐらい前と比べれば、1ヶ月に使うお金が5万円は減っていると思う。
不安なのは、景気の先行きだけではない。
ここ数日、新聞紙上を賑わしている某証券会社による個人情報の流出事件。
私は長年来、同社の口座を保有しているだけに、
他社に流出した数万人の条件には符合しないものの、
元社員が自宅に持ち帰った150万人弱の個人情報には
含まれていただろうと思うと、一抹の不安はぬぐえない。
今回の事件のために特設された同社のフリーコールに電話してみると、
こうした電話対応には不慣れな感じの同社社員と思しき中年男性が出て、
私の個人情報は第三者に流失はしていないと断言されたが、
なぜそれがわかるのかと尋ねたところ、
元社員のパソコンを押収してメールの送受信履歴などを調べたとのこと。
しかし、150万人の名簿をメールで送る??と疑問が残ったので、
さらに突っ込んだところ、パソコンのことはよくわからないので、
別の担当から折り返すとのことであった。
ほどなく折り返された電話で詳細を尋ねると、PCとCDについては回収したが、
データがコピーされている可能性がないとは断言できないとのこと。
休日を返上しての中年男性の不慣れな対応に気の毒な気はするが、
こういうときにこそ適切な対応をしないと、それこそ命取りだと思う。
そして命が取られると、私のお金はどうなってしまうのだろう??
さらに昨日、もうひとつ不安な出来事があった。
外出しようと自宅マンションを出ると、
1Fの玄関口に警察のワゴン車が駐車しており、
警察の職員と思しき男性がエントランスホールの写真をとっているのだ。
ワゴンの回りに数人の警察官がたむろしていたので、
「何かあったのですか?」と尋ねると、口ごもりつつも「はい」と回答。
そこで「事件ですか? 事故ですか?」と突っ込むと、話せないとのこと。
不安な目を向けると「でも、大丈夫です」と答えるが、
何がどう大丈夫なのか、こちらにはまったくわからない。
捜査上、公表できないことはあるのだろうが、
私はここの住人なのにと思うと、どうも納得できない。
管理人には話してあるというので、帰宅時に尋ねてみたところ、
同様に口を閉ざし、管理組合の理事長には話してあるというので、
平理事の私としては、連絡があるまでは待機することに。
が、最近、周囲で物騒な事件が増加している気がするだけに、
殺人事件、とかでないといいのだがと不安は拭えない。
以前に米国在住の友人が来日したとき、
日本では毎日のように殺人事件が起こると驚いていたが、
かつては安全大国といわれた日本も、
最近では雲行きが怪しくなってきたようだ。