ブログのネタ

2006年6月16日

最近、仕事仲間と歓談している時に何か面白いことがあると、
「これ、ブログに書けば!」と言われることが多い。
が、他人からあてがわれたネタではイマイチその気になれないのが現実。
一緒に体験したことならまだしも、ただ単に話しに聞いただけだと、
なおさらその気になれないのだ。やはりブログは、
自分が体験したこと、感じたことを書くものであり、
それこそが毎日のようにアップする原動力となるのだろう。
そういえば先日は、一緒に米国のDMA大会に行ったことがある
仕事仲間のMさんから、私のブログはマーケティングブログにしようよ!
というメールが届いた。何日か前に書いたカラスの話
社員がカラスに襲われた)などは確かにトピックスだけど、
他の一般ネタを書いているブロガーにまかせよう。
そうでないと私のパーソナリティが見えないというのだ。
そのメールを見るや否や私が思ったことは、
ふーん、私のパーソナリティって、マーケティング????
私のパーソナリティのことは横においてブログのネタに話を戻そう。
このブログのインデックスは、ダイレクトマーケティング、
インターネットマーケティング、コールセンター、顧客接点、
CRM、ビジネスなどなどで構成しているのだけれど、
実際には「社員がカラスに襲われた」はビジネスだったり、
ダイレクトマーケティングとは言ってもコールセンターの話も
混じっていたり、インデックスを設定して1年半も経つと、
各々の中身はけっこうぐちゃぐちゃになってしまっている。
そこは、お金をいただいているわけではないのだからいいか! 
と(勝手ながら)後回しにしてしまっているのだけど、
Mさんに言われて、改めて現状のブログのネタを振り返ってみた。
その結果、ブログ「通勤電車」のネタは、
下記のように大きく3つに分かれるように思う。
1.取材やインタビュー、セミナー、新聞・書籍などにより
収集した情報を、私の雑感とともにリポートするタイプ
2.自らの生活者としての顧客接点での体験を
感想を交えてリポートするタイプ
3.ビジネスパーソンとして仕事生活を送る上で出会った
トピックス的なこと(時々個人的なことも混じる)
上記の分類で言うと、「社員がカラスに襲われた」は
3.にプロットされるだろうから、
つまりMさんは3.のようなネタはできるだけやめて、
1.せめて2.を強化せよとアドバイスしてくれているのだろう。
確かに、オンかオフかはともかく、
ものすごい勢いで増殖を続ける世間のブログの多くは
3.にプロットされるであろうから、
(私のパーソナリティとマーケティングの関係はともかく)
3.のカテゴリーは腐るほどあって差別性に乏しいのは間違いない。
しかし一方で、先日、「どんぐりの木」の話を書いたときには、
特段、このブログのURLをどこかで告知するようなことは
なかったにもかかわらず、いつになく多くのアクセスが寄せられた。
アクセスログで検索ワードもチェックしてみたが、
上位20位までには「どんぐり」は顔を出さず、
世の中、実は隠れどんぐりマニアが多くて、
彼らが日々どんぐりで検索している、なんてこともなさそうだ。
また、コメントを頂戴するブログの共通項を見ても、
最近では結構、3.のカテゴリーが多かったりする。
(もしかして提供するネタが3.にシフトしている?)
というわけで、どういうネタにご満足いただけるかは難しい問題。
かつ、生産者側の視点で言うと(CGMの時代にも生産者はいる!)、
ネタの見つけやすさから言っても、作成時間から言っても、
3.>2.>1.の順番で容易なので、一定の頻度を保とうとすると、
時間との戦いの中で3.にならざるを得ないこともある。
とは言え、プロダクト・アウトにはなりたくないので、
皆さんもコメント欄などで、甘口・辛口を問わず、
お気軽にご意見をお寄せくださいね。お願いします!
そう言えば、私のブログはなんでこんなに長いのか?
と言われたこともあったのでした・・・。<汗>