今日はバレンタインデー。[[pict:heart]]
チョコレートメーカーにとっては、年に1回の稼ぎ時である。[[pict:money]]
今年のバレンタイン商戦では、森永製菓が男性から女性への“逆チョコ”を提案、
「逆ダース<ミルク>」「逆カレ・ド・ショコラ<フレンチミルク>」
「逆小枝<ミルク>」の3製品を発売したことが目を引いた。
同社が行った「女と男のバレンタイン意識調査」[[pict:wc]]によると、
身近な男性からバレンタイン時期に気軽にチョコがもらえたら嬉しいと
回答した女性は98.3%に達しているとのことだが、
そう聞かれれば、そりゃ、欲しいと答えるだろうと思うのは私だけ?
一方で、バレンタイン時期に身の回りの女性にをチョコあげてもいいと
回答した男性は72.8%なので、そこには25%ほどのギャップがある。
が、男性は身近な女性に「チョコ、欲しいなー[[pict:symbol1]]」と言われると、
なんと90.8%が「あげる」とのことなので、本調査結果を見る限り、
チョコレートが欲しい女性は、男性におねだりすれば、
かなりの確率でGETできるということになる。[[pict:peace]]
私自身はこうして製菓会社が“逆チョコ”を提案することで、
逆に女性から男性へのチョコレートのプレゼントが減少し、
結局、チョコレートの消費量はそんなに増えないのではないかなどと、
この“逆チョコ”商戦を冷ややかに見守っていたのだが、
昨日、会社帰りの電車の中で、この“逆チョコ”をめぐる
女子高生の過激な(?)やりとりを目の当たりにしてしまった。[[pict:bikkuri]]
私がその女子高生たちに出会ったのは、JR中央本線・各駅停車の中。
私の目の前には、制服姿の女子高生4人が座っていたのだが、
そのうちの1人がやおらカバンからビニール袋を取り出したかと思ったら、
中から板チョコ数枚を取り出して友達に自慢げにひけらかし始めた。
そして私は、その中の1枚が紛れもなく森永製菓の“逆チョコ”のひとつ、
「逆ダース<ミルク>」であることに気がついてしまったのだ。
どうやら4人の女子高生のうち「逆ダース<ミルク>」をもらったのは、
その女子高生1人だけのようで、ほかの3人は珍しそうに、
通常の「ダース」のデザインを反転させたその“逆デザイン”をチェック。
その後、“逆チョコ”をもらったモテモテの女子高生は、
仲間たちに数枚の板チョコの中から好みの1枚を選ばせ、
これを開封すると、4人でムシャムシャと食べ始めたのだ。
その光景を見た私が、恐らくは男子高生であろう
チョコレートの贈り主に心の中でこっそり同情していると、
今度はそのモテモテの女子高生がカバンの中からゴディバの紙袋を取り出し、
まだシールが貼られていたその小ぶりの紙袋を勢いよく開封。
中からリボンがあしらわれたギフト用パッケージが登場すると、[[pict:gift]]
仲間の女子高生は「きゃー、かわいい~」などと大騒ぎし、
次には「一個○円ぐらいだから~」などとギフトの値踏みがはじまった。
なんだか、あまり見たくない光景を見てしまったなと思いながら、
浮かんできた疑問は、果たして彼女たちは男性には
バレンタイン・ギフトを送らないのだろうかということ。
直接、尋ねてみたい衝動に駆られたが、
さすがの私も、見知らぬ人に電車の中でインタビューするほどの勇気は、
持ち合わせていないのであった。[[pict:ase2]]
山本裕典、高田純次主演の森永製菓の“逆チョコ”のCMは、
高田純次が“逆チョコ”が効いて美女にモテモテのシーンを[[pict:symbol4]]
面白おかしく表現したもの。高田純次とは真逆のキャラクターである
山本裕典による最後の決め台詞は「待つよりも、いっそ、あげよう!」。
なるほど、かの女子高生の周りの男子は、そんな気持ちだったのかな?
でも、男性の皆さん!! “逆チョコ”をあげた後、
こんな風にイジられるのは、覚悟しなくてはなりませんよ!!
バレンタインデー 2009
2009年2月14日