先ごろ、ソーシャル・ネットワーキング・サービス最大手のミクシィが、
来月初旬から会員の名前と性別の公開範囲を「友人」「友人の友人まで」
「全体」の三区分から選べるようにすることが発表された。
ミクシィの会員はすでに660万人にも膨れ上がり、
徐々に心ない発言が目立つようになっているという話を聞くが、
こうした措置が、逆に匿名性の中での心無い発言を加速することはないのか?
そもそも名前の欄で本名を名乗るかどうかが自由なのだから、
細かいことを言っても始まらないといえば始まらないが、
匿名性のあるネット上だからこそ、責任を持って発言することが重要なはず。
これを怠ると、私たちは、せっかく手にした
ネットという便利な道具を失うことにもなりかねない。
この「通勤電車」もこれまで、読者の皆様に支えられて、
不愉快な書き込みをされるようなことなく過ごしてきたが、
一昨日、日記を書いた直後に、4件ものトラックバックがなされており、
「どうしたのだろう?」とトラックバックを辿ると、
なにやら怪しげなところに辿りついた。
4件のトラックバックは即刻消したのだが、ついでに確認してみると、
昔の日記に英語のゲーム関連のサイトと思しきところから
山のようなトラックバックがなされているのに気がついた。
あまりにもたくさんなので、まだ消していないのだが、
こういうことはいいかげん勘弁して欲しいものだ。
ネットの匿名性
2006年11月25日