ドン・ペパーズ氏インタビュー

2006年5月18日

今日は、One to Oneマーケティングでおなじみの、
ドン・ペパーズ氏にインタビューする。
実は月刊「アイ・エム・プレス」では、今を去る10年前、
1996年にも同氏をインタビューしている。
そのときは何かとスケジュールがかちあってしまい、
弊誌のスタッフSをインタビューに向かわせたのだが、
インタビューを終えたSが[[pict:symbol1]]の目をして帰ってくるや、
「ものすごくハンサムだった」という報告?を受けたのを覚えている。
著書に入っている写真もなかなかだが、
実際に目の当たりにするとそれどころではないらしい。
Sの手による1996年のインタビュー記事は、
月刊「アイ・エム・プレス」1997年1月号に掲載されている。
タイトルは、
顧客を“知る”ことからはじまる
記事の見出しを拾ってみると、
■「価値」と「ニーズ」が重要な軸
■「学習」がサービスを向上させる
■ライフ・タイム・バリューの評価
の3つのパートから構成。
最後は以下のコメントで結ばれている。
このように、近い将来には、企業が商品を提案するのではなくて、
お客様がほしがっているものを企業が作るというように、企業と
お客様の立場が変化しているでしょう。商品を作るのはエンドユ
ーザー自身であり、“お客様の選択を助けるサービス”が企業の
重要な役割になります。企業はお客様がどの商品をどう使うかを
認識し、そのお客様と似通ったお客様の商品の使い方を予知しは
じめるのです。  月刊「アイ・エム・プレス」1997年1月号より
3ページのインタビュー記事は、今読み返しても
そんなに古い感じはしないが、
そうは言っても時代は大きく変化している。
10年前に「近い将来・・・・の時代になる」と言っていたことが、
情報通信テクノロジーの急激な進化により、
すでに現実のこととなっている部分も多いだろう。
しかし、その仕組みが果たして本質的にうまく機能しているのか、
しかるべき投資対効果をもたらしているのか、
個人情報保護など新たな問題を引き起こしているのではないか、
そしてOne to Oneはどこまで進むのか・・・。
10年前のインタビューの続編とも言える今日は、
そんなことをお伺いできればと思っている。
さて、今日は朝10時半から、SPSSのData Mining Dayで
One-to-One Marketing and Return on Customer
と題するペパーズ氏の講演を受講した上で、
夕方からSPSS社のご好意で、弊誌独占インタビューを行う。
今日のインタビューの模様は、近々、
月刊「アイ・エム・プレス」誌上でお届けする予定だが、
それに先駆けて明日にでも私の感想をこのブログに書きますね。
果たして目が[[pict:symbol1]][[pict:symbol1]][[pict:symbol1]]だろうか?