今週、コダックのグラフィック・コミュニケーション・グループの方から、
写真のカレンダーをいただいた。
これは右側がカレンダー、左側がポストカードになっており、
ポストカード部分はミシン目で切り取って使える仕組み。
例えば1月は年賀状、2月はバレンタイン、5月は母の日、
6月は父の日、12月はクリスマスカードといった具合に、
基本的にはカレンダーと連動した各月のイベントが
テーマになっているのだが、特にイベントがない月には、
バースデーカードなど季節性のないカードになっている。
カレンダーとカードというその構造自体もユニークだが、
これに加えて興味深いのが、ポストカードのデジタル印刷。
従来は用紙の種類や特殊加工に依存していたデザインが、
デジタル印刷により施されているのだ。
写真を撮ったところでビミョーでわかりにくいし、
これを言葉で説明するのは容易ではないのだが、
例えば和紙のように見えるものとか、
コーティングを施したように見えるものとか、
写真にアミがかかったように見えるものとかがあり、
今やデジタル印刷もここまで来たのかとびっくり。
例えば、上の写真は5月のカレンダーに連動した父の日のカードで、
グリーン系のバックの上にYシャツの襟とポケット、
ネクタイのかたちのコーティング加工が施されているように見える。
ちなみにカードの宛名面にも同様の印刷がなされており、
少し傾けてみると、Yシャツとネクタイがさりげなく光っている。
ケータイで撮った写真だが、ネクタイの横のストライプが
かろうじて見えるだろうか??
今やデジタル印刷も安くなっていて、例えば結婚式のアルバムであれば、
こうした手の込んだタイプのものでも1冊数千円でできるとか。
同席した弊社の営業君は、お兄さんの結婚祝いに3冊を作成して、
本人と両家の両親にプレゼントしようかと思案しているようだ。
きっと、素敵なプレゼントになるに違いない。
デジタルプリンティングの進化
2008年2月2日