最近では規制緩和により、タクシーに参入する企業が多く、
特に東京はかなりの激戦区になっているという。
東京以外から進出してくるタクシー会社も少なくない。
このうち、私が実際に乗車した経験があるのは、
名古屋からやってきた大名古屋交通や京都からきたMKタクシー。
大名古屋交通の車両の運転席の背中のポケットには、
名刺サイズのカードが入っており、同社のPRの裏面に、
「言ってみりゃー! なごや弁・早覚えガイド」が記されている。
これは「机をつる」「けった」「えびふりゃー」など計20の名古屋弁が、
標準語、使用例とともに表形式で紹介されたもので、
タクシーの中の時間つぶしには格好の内容。
ちなみに、「机をつる」とは、机を移動させること、
「けった」とは、自転車のことであり、
「机をつろまい」とか「駅までけったでいこみゃー」などと使うらしい。
「えびふりゃー」はもはや有名なので、
ことさら説明するまでもないだろう。
一方、MKタクシーは、京都から東京に進出した企業で、
ドアを運転手が開閉をしてくれるなど、高度なサービスで有名だ。
私はこれまでに3回、東京MKに乗車したが、
初回は噂のサービスを体験したこと自体に感動。
2回目は、タクシーを下車する時に、
運転手さんがベンチシートを右から左にスルスルっと移動して、
あっという間にドアを開けてくれたそのスピードにびっくり。
思わず、(ベンチシート上での移動を)「練習するんですか?」と、
運転手さんに尋ねてしまった。
そして3回目の先日。
私は、酔っ払ってトラブルを起こしてしまった東京MKの前社長が、
反省の意味で運転手をしているというニュースを思い出した。
私はあのニュースを聞いて以来、なぜタクシー会社の社長が
電車で帰宅するのかをかねてより疑問に思っていたので、
思い切って聞いてみたところ、通常は自社のタクシーを呼ぶのだが、
たまたまその時には電車で帰られたのだそうだ。
なお、前社長は、しばらく運転手をした後、会社を辞められたとのこと。
私は以前にインタビューをさせていただいたことがあるだけに、
もしMKに乗車して、運転手が前社長だったらどうしよう?
と思っていたのだが、もうその心配はないらしい。
ちなみに私の血液型はA型である・・・・。
テクノラティプロフィール
タクシー
2005年9月3日