かつてないほど長い間、ブログの更新を怠ってしまった。
昨年の11月半ばからなので、ちょうど3カ月ぐらいである。
その3カ月の間、何をやっていたのかと言うと、
月刊『アイ・エム・プレス』の発行をめぐる通常業務に加え、
弊社が発行する「CRMシリーズ」の第三弾である
『スマートフォン・マーケティング成功事例集』の制作に専念していたのだ。
そして先週の金曜日、2月8日に、ようやくその発行に漕ぎ付けることができた。
そこで今日は、久々のブログ更新を通して、
本書の主旨と概要を読者の皆さまにご紹介しようと思う。
本書は前述の通り、「CRMシリーズ」の一環として発行された。
CRMシリーズとは、弊社が2003年~2010年に発行していた『CRM年鑑』を、
CRMへのアプローチが多様化していることを受けて、
2011年以降、テーマごとに分冊化して発行しているもの。
『ソーシャルメディア・マーケティング成功事例集』
『B to Bマーケティング成功事例集』に続く同シリーズ第三弾として、
『スマートフォン・マーケティング成功事例集』の発行に漕ぎ付けたわけだ。
ご存じの通り、スマートフォンのユーザーは破竹の勢いで伸びており、
2015年3月末にはモバイル・ユーザーの半数以上が
スマートフォン・ユーザーになるという民間の調査結果も発表されている。
こうした中、多くの企業がスマートフォンのマーケティング活用に
興味を持っているものの、新しい領域だけに、手をこまねいているのが実態だ。
また、スマートフォンはそもそも、ユーザーが常に携えている
パーソナルな端末だけに、見込客を顧客に、顧客を固定客に育成する
CRMの道具立てとしても大きな可能性をはらんでいる。
そこで弊社では、短期的なキャンペーンではなく、
お客さまとの長期的な関係作りを視野にそのマーケティング活用に取り組む方々に、
“事実”に基づく確かな手がかりを提供することを狙いに企画された。
本書は、「総論編」「事例編」「資料編」の3つのパートから構成されている。
まず総論編では、スマートフォンのマーケティング活用で
多くの実績を持つ7人のキーマンが、テーマごとのノウハウを紹介。
事例編では、月刊『アイ・エム・プレス』の編集スタッフが、
業種・業態もさまざまな20社の成功事例を取材・リポート。
そして資料編では、スマートフォンのマーケティング活用を支援する
IT&アウトソーシング企業24社の概要を掲載した。
総論編のテーマは、「概況」「サイト構築」「広告」「Mコマース」
「プロモーション:来店促進(O2O)」
「プロモーション:キャンペーン(メーカーの活用を想定)」
「eメール・マーケティング」の7つ。
まず概況で、国内の調査結果や海外最新動向を踏まえ、
マーケティング活動におけるスマートフォン活用の重要性と留意点に触れた上で、
テーマごとの最新事情やポイント、実施に当たってのステップなど、
筆者の経験と実績に基づく実務上のヒントを提示していただいている。
※テーマごとの実際のタイトル、執筆者は、Webサイトを参照。
事例編で取り上げた20社は、コーセーやライオンなどのメーカーから、
東急ハンズやアイシティ(HOYA)などの店舗小売業、
ケンコーコムやドクターシーラボなどの通信販売業、
損害保険ジャパンや松井証券などの金融業、
カルチュア・コンビニエンス・クラブや全日空などの
サービス業に至るまで、多様な業種・業態をカバー。
各社の「ビジネスの概要」「取り組みの経緯」「取り組みの概要」
「取り組みの効果」「課題と展望」に関する取材結果を、
実際のサイトやアプリの画像を交えて、5ページ/社でリポートしている。
※20社の社名は、Webサイトを参照。
取材対象各社の取り組みを概観すると、
メーカーは、エンドユーザーとの直接的な接点の拡充に向けて、
あるいは、リテイル・サポートの一環としてスマートフォンを活用。
店舗小売業は、来店促進やマルチチャネル化の一環としてスマートフォンを活用。
通信販売業は購買の利便性向上による販売促進と新規顧客獲得にスマートフォンを活用。
サービス業は、施設型のサービスか、非施設型かなどにより様相が異なるが、
前者では施設への来場促進、後者では顧客サービスの一環としての活用が目立つ。
スマートフォンのマーケティング活用に挑戦中の企業や、
これから着手しようという企業の実務上のヒントとしてはもちろん、
広告&コンサルティング企業における得意先提案のバックデータとして、
IT&アウトソーシング企業におけるスマートフォン関連の
サービス開発や見込客開拓の参考資料として、
本書をご活用いただければ幸いである。
CRMシリーズ『スマートフォン・マーケティング成功事例集』の
概要、およびお申し込み方法は、こちらをご参照ください。
スマートフォンのマーケティング活用の実際
2013年2月11日