このところ、月刊「アイ・エム・プレス」の特集やら
トップインタビューやらで、あちこち取材に出かけている。
火曜日には、ジュピターショップチャンネル
代表取締役CEOのスティーブ・ホフマンさんにインタビューした。
実は、ジュピターショップチャンネルに
トップインタビューをお願いしたのは今回が2回目。
初回は2001年3月号なので、もう5年も前のことになる。
当時のCEOはルネ・アユさんという女性で、
インタビュー記事のタイトルには、
「5年間の経験とノウハウを生かして、
テレビショッピングの新時代をリード」とある。
火曜日にインタビューを行った社長室は、
入り口を入ると部屋の奥に社長の大きなデスクがあり、
その手前に打ち合わせ用のテーブルがある。
その様子は、5年前にお邪魔したときのまま。
私は5年前と同じ席に座って、インタビューを行うことになった。
さながらトップインタビューの“デジャ・ヴュ”状態である。
また、社長室の壁には、2方に計4台のディスプレイがあり、
うち1台はもちろんジュピターショップチャンネルの放送、
そして残りの3台には競合会社のテレビショッピングが流れていた。
お邪魔したときに流れていたのは、放送局系の大手総合通販会社のD社、
テレビでもおなじみの名物社長で知られる九州のT社、
ジュピターショップチャンネルと同じく外資系のQ社である。
このブログをご覧いただいている多くの方と同様、
平日の昼間にテレビを見ることがなければ、
深夜の時間帯までテレビにしがみつくこともない私は、
どうもテレビショッピングにはうとくなりがちだ。
しかも、4つのチャンネルを同時に見るなんて、
こんなことでもなければ、まずありえない。
というわけで、久しぶりに垣間見たテレビショッピングだったが、
4社のうち3社の画面の構成が妙に似ていることにびっくりした。
たとえば、T社だけはスペックを画面下部に出しているのに、
その他の3社は画面横にスペックを表示していた。
それがいちばん視聴者にとって見やすいという結論に、
どこもが達したのだろうか?
さて、ホフマンさんには、ジュピターの戦略に加えて、
日・欧・米のデジタルCATVの動向についてもお話しを伺った。
双方向という意味でこれが最も進んでいるのは、イギリスらしい。
テレテキストという技術を使って、リモコン操作による
双方向でのやりとりが実現しているようだ。
対する米国は、VODやハイディフィニション・ビジョンが先行。
日本はモバイルでは先行しているが、
デジタルCATVが本格化するのはまだこれからだという。
ホフマンさんへのインタビュー結果は、
4月25日発行の月刊「アイ・エム・プレス」5月号に掲載される。
お楽しみに!!
ジュピターショップチャンネルにインタビュー
2006年3月30日