ケータイの躍進って今さら何をとお思いかもしれないが、
今日、これに絡んでふと思ったことがある。
というのは、ちょっと前まで、通信販売における商品注文時に、
連絡先の電話番号としてケータイしか登録しないお客様は
「要注意人物」という烙印を押されていたし、
弊社でさえ(?)、社員募集時に、
履歴書の電話番号欄にケータイしか書かれていないと、
いくら試験や面接結果が良くても、
ちょっとアヤシイのではと用心していたところがある。
しかし、ケータイの普及と共に、こうした感覚は消え失せ、
気がつけば連絡先=ケータイはOKになりつつある。
今日、友人との飲み会の場所を電話で予約したところ、
名前と電話番号を聞かれたのだが、飲み屋のお兄さん曰く、
「できればケータイの番号がいいのですが」とのこと。
というわけで私もお兄さんにケータイの番号を教えたのだが、
思うに、固定電話の番号を聞いたところで、
まず連絡がとれないということなのではあるまいか。
飲み屋が予約客に電話をかけるのは、
予約時間になってもそのお客様がいっこうに現れない場合だろうから、
そんな場面でお客様の(会社ならともかく)自宅に電話したところで、
日にちの勘違いでもない限りまず掴まらない。
ましてやこの店は、神楽坂の比較的リーズナブル価格の店なので、
客層は若いビジネスマンやOLのパーソナルユースが主体のはず。
彼らの主要なコミュニケーションメディアが、
ネットとケータイであることは想像に難くない。
そのうち、昔は電話機には一台一台コードがついていたんだよ、
なんて子供達に伝えることになるのだろうか?
すでに、昔は電話機は皆、黒かったことを知らない世代が、
珍しくなくなっているが・・・。
ケータイの躍進
2006年9月9日