アフィリエイト・プログラム

2007年1月11日

新年早々の入稿が終わった昨日は、午前中が弊誌の販促会議、
午後が午前中の会議の続きから来客を挟んで編集会議と、
終日、社内で喋り捲っていた。
販促会議では、毎回、過去1ヶ月間のキャンペーン結果の報告と、
今後のキャンペーンの計画の確認、キャンペーンの詳細企画を決定するのだが、
今回はこれに加えてもうかれこれ1年半ぐらい前から懸案となっていた、
アフィリエイト・プログラムの導入について、議論がなされた。
アフィリエイト・プログラムとは、いわばWeb上での紹介販売のこと。
ホームページやブログを持っている個人や法人が、
自分のサイトを活用してECサイトの商品やサービスを紹介し、
訪問者がそのサイト経由で購入に至った場合には、
紹介者に予め規定した紹介手数料が入るという仕組み。
「紹介する側=ブロガーなど」と「される側=ECサイト」の双方を登録し、
Web上で相互の出会いの機会を演出すると同時に、
ブロガーごとの紹介手数料の切り分けをシステマティックに行う
サードパーティ企業も複数社登場している。
弊社でもこれまで、何人かの方々に、弊社出版物を紹介していただき、
そのサイト経由での販売額の一部を手数料としてお支払いしてきた。
このような場合、従来は紹介者、または弊社が手作りにより、
双方のサイト内に紹介ページや申し込みフォームを設けてきたことから、
正直、その作業の煩雑さは半端ではなかった。
そこで、アフィリエイトのサードパーティのサービスを活用することで、
この煩雑な作業を解消できないかと考えたのだ。
もちろん、各サードパーティに登録しているブロガーの中から
弊誌を紹介してくださる方が登場すれば、なおのことありがたい。
実際に某教材販売会社でアフィリエイト・プログラムの運営に携わっている
友人のOさんにも会議に参加してもらって意見を聞いたのだが、
Oさんの会社ではアフィリエイト・プログラムが一定の成果を上げているものの、
そこの教材を販売している数千人のアフィリエイトのうち、
実績を上げているのはほんの一握りのカリスマブロガーだとか。
逆に言えばそのカリスマブロガー達は、Oさんの会社の教材だけでも、
莫大な販売実績を誇っているらしい。
これらのカリスマブロガーのパワーを横目で見ているOさんは、
実は個人サイトを持つブロガーでもあるので、
自ら商品を紹介する側としてアフィリエイトのサービスに登録しているのだが、
登録することも、また紹介することもけっこう手間がかかり、
結局、登録しただけで何も活動していないとか。
当たり前のことではあるが、やはりこの道で稼ごうと根性を入れ、
あまたのハードルをグイグイ乗り越えていかない限り、
アフィリエイトで高収入というわけにはいかないらしい。
えっ? 弊誌の検討結果ですか?
Oさんの話を聞いて、結局、弊誌ではサードパーティのサービスは利用せず、
我流のアフィリエイトを手作りのまま推進することになった。
やはり、アフィリエイトのサードパーティを利用するメリットがあるのは、
弊誌のようなニッチなB to B商品ではなく、
多くのブロガーが興味を持つような商品なんじゃないかな。