※このブログはなぜか途中までしかアップされていなかったので、
再度、打ち直してアップします。途中までのものをご覧になった方、
失礼しました。点線以降が先ほどはアップされなかった部分です。
今週は、先日ご紹介した「CRM年鑑2007」の締め切りやら、
月刊「アイ・エム・プレス」のLive!やらで、忙しい1週間だった。
Live!については、これまでも何度かこのブログでご紹介してきたが、
これは、弊誌が隔月で実施しているお客様との関係作りを語る会。
月刊「アイ・エム・プレス」の“I”と“M”が、
Interactive Marketingの頭文字を取ったものなので、
弊誌自体もインタラクティブ(=双方向性のある)でありたいと、
数年前に開始した、言わば読者向けミニセミナーで、
毎回、弊誌にゆかりのある方をゲストスピーカーとしてお迎えし、
私が公開インタビューを実施している。
今回のLive!のゲストスピーカーは、アイランド㈱代表取締役の粟飯原理咲さん。
昨年の11月号で弊誌のトップインタビューにご協力いただいたのがきっかけで、
ゲストスピーカーをお引き受けいただくことになった。
まず最初の40分ぐらいで、粟飯原さんが主宰しておられる
以下の3つのサイトをご紹介。
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・全国のお取り寄せ品を集めた口コミサイト「お取り寄せネット」
・料理に関するブログを集めた「レシピブログ」
・朝をテーマにした情報が満載の「朝時間.jp」
続いて、以下の3つのテーマを投げかけ、ご意見を伺った。
1.ブロガーとの付き合い方
ブロガーには以下の3タイプがあるが、口コミマーケティングの展開に当たっては、
このうち①、あるいはロングテール狙いとして②を対象にすべきとのこと。
①自分のブログについて、自分のメディアだという意識があるブロガー
②日記帳代わりにブログを書いているブロガー
③ブログで儲けようと考えているブロガー
また、いわゆるやらせは難しいので、良い口コミだけでなく、
悪い口コミもあることを踏まえておく必要があるとも。
その後、良い口コミを促進するためのいくつかのテクニックをご紹介いただいた。
2.炎上などのリスクの防止策といざというときの対応
リスク防止策として、以下の2点を提示された。
①フェイクブログは立ち上げないこと
②商品そのものの本質的な価値を高めること
確かに、いくら口コミが広がっても、商品そのものに価値がなければ、
結局のところ、時間が経てば、元の木阿弥に違いない。
また、いざという時の対応としては、事前に体制を整備しておくことに加え、
真摯な態度で炎上先のサイトに書き込みをすると、
好結果を得られる場合もあるとのことであった。
3.口コミマーケティングの将来像
まずは、最近では口コミだからと言って、信頼できるとは限らないので、
システムで信頼性を担保することが大切との課題に言及。
その後、エモーショナルなブログへの注目の高まり、
ライフロギング、ソーシャルタギングなどの注目のトレンドを
事例を交えてご紹介くださった。
約1時間半に及ぶLive!終了後は、粟飯原さんを交えて、
ビールならぬ発泡酒を飲みながらの名刺交換会を開催、
粟飯原さんは参加者に囲まれて、超人気者状態だった。
ご自身の好きなこと、興味があることを、
気負わずに、ごく自然に追求されているところがとても好感が持てた。
粟飯原さん、どうもありがとうございました。
粟飯原さんは帰り際に、「参加者のリテラシーの高さに驚いた」と
感想を漏らしておられたが、このようにお客様を褒めていただくのは、
主催者である私にとっては何よりも嬉しいこと。
ご来場いただいた皆様、本当にありがとうございました。
今度は4月に開催しますので、ぜひまたお運びくださいね。
アイランド㈱の粟飯原理咲さん
2007年2月24日