もうすぐ七夕

2008年7月5日

もうすぐ七夕。
幼いころは、願い事を書いた色とりどりの短冊や、
折り紙で作った飾りを付けた笹の枝を家の物干しにくくり付けて、
夜空を仰いで天の川を探すという、ワクワクする1日だった記憶がある。
そういえば、短冊や飾りを笹の枝に付けるときは、「こより」を使ったっけ。
こよりのことなんて、遠い記憶のかなただが・・・・。
最近では、お正月以外では、クリスマスやハロウィーンなど、
輸入ものの祭事ばかりフォーカスされがちだが、
昨年あたりからなんとなく七夕復興の機運を感じる。
というのは、都内の公園や商業施設などで、
色とりどりの短冊をぶらさげた笹の枝を見かける機会が増えているからだ。
今週、会社の近くの商業施設「サンクレール」を通りがかると、
そこでは七夕にちなんだイベントを展開中。
来場者が施設内の店舗に置かれている短冊に願い事を書いて、
笹の枝に結び付けるというシンプルな企画で、
ビルの中庭に飾られた笹の枝は、すでにたくさんの短冊で彩られていた。
いやなニュースばかりの昨今。
待ち行く人々、1人1人の願い事を託された短冊が
笹の葉とともにサラサラと風にたなびいているのを見ていると、
みんなの願い事が叶って幸せな世の中になればいいなと、
ちょっと優しい気持ちになってくる。

七夕とか、お月見とか、日本古来の祭事が、
改めて注目されそうな気がするのは私だけか?