2020年12月31日
コロナで始まり、コロナで終わろうとしている2020年。1年の終わりに、私なりのコロナ禍への対応策を①テレワークの基盤を整える、②関心のあるテーマを追求する、③運動不足を解消する、④仲間たちとのコミュニケーションの4つに分けてまとめてみました。まず最初は、「テレワークの基盤を整える」です。
2020年4月の緊急事態宣言に伴い、それまでは馴染みの薄かったテレワークも日本の社会にしっかり根を下ろしてきた感があります。しかし、弊社の場合には2014年に本社をシェアオフィスに移転したのを機に、コロナ禍に先駆けて段階的にテレワークが可能な体制を築いてきました。というのは、当時の私は多忙な月刊誌発行時代にはかなわなかった南米やアフリカ大陸の国々を訪れてみたいと思っており、これを実現するためには“地球上のどこにいても仕事ができる”体制を築くことが不可欠だったからです。
弊社の場合、まずは社内のファイルや顧客データベースをクラウド上に移行し、社内の荷物が減ったところで、シェアオフィスの契約を専用ブースからオープン・スペースに変更。電気通信メディアについては、シェアオフィス移転当初からネットによるFAXサービスを利用し始めたことに加え、それまでの固定電話を、あらかじめ登録した電話番号に着信できる050番号に変更、これを通話アプリに着信させることで、理論上は世界中のどこにいても、インターネットが通じる限りは電話が受けられる体制を構築しました。
また、そもそも“地球上のどこにいても仕事ができる”ことを目指して構築したこの体制は、今流行りのワーケーションにも対応可能です。そこで、2019年からは夏場に特化して、両親の残した信州の家でのワーケーションを開始。それまでは数泊×2回程度だったところを、夏場は概ね1週間ごとに東京と信州を往復するようにしました。ネット契約をしていないこの家では、スマートフォンのテザリングを使ってネットを利用。普段は月に2~3ギガしか利用しない私は、夏場のみ契約をアップグレードする形でコストセーブを図っています。
このように、私の場合はコロナ禍に先駆けて“地球上のどこにいても仕事ができる”体制を構築するとともに、在宅勤務が増えることを想定して数年前に東京の自宅に書斎を設けていたことから、緊急事態宣言下でも、働く環境という意味ではまったく困ることはありませんでした。とは言え、オンラインでのミーティング故の意思疎通の難しさ、あるいは、新規の営業活動が難しいという点においては、多くの皆さんと同じような悩みを抱え、試行錯誤を繰り返しながらの1年でした。2021年も前半は同様の状態と思われるので、なかなか進まない原稿の執筆に精を出そうと思っています。
→「withコロナの時代を生きる②: 関心のあるテーマを追求する」はこちら