RSSのマーケティング活用

2006年2月11日

昨日は、午前中はデータベース関連の打ち合わせ、
午後から旧知の方の新会社を訪問、
夕方はライターさんとの新規プロジェクトの打ち合わせ、
そして夜は、ダイレクトマーケティング仲間との飲み会だった。
訪問したのは、レッドクルーズという会社。
社長の増田さんとは、5年以上前から親しくさせていたでいており、
当時はコールセンターシステムの会社に勤めておられたが、
その後、Webログの分析システムの会社を経て今日に至っている。
レッドクルーズは、RSSリーダー「eクルーザー」を中心に、
RSS生成、配信、ログ解析などをASP方式で提供する会社。
「eクルーザー」とは、PCスクリーン上に設置する小窓状の掲示板で、
ユーザーが選択したニュース、スポーツなどの情報チャネルや、
お気に入りのサイト、注目ブログなどの更新情報が表示されるほか、
興味のあるキーワードを登録し、関連情報を集めることもできる。
利用企業は、自社の顧客や見込み客を対象に、
自社サイトを通して「eクルーザー」のユーザーを募集、
彼らにサイトの更新情報をスピーディに知らせることができる。
複数の企業の相乗りによるダイナミックシェアモデルにより、
互いのサイト訪問者をシェアすることができるほか、
RSSによりユーザーの個人情報を取得することなく、
顧客や見込み客とのコミュニケーションができることなどが特徴。
現在、「eクルーザー」のダウンロード数は100万件。
利用企業は食品メーカー、媒体、エンターテイメント関連など20社。
昨年5月の調査によると、上記のダイナミックシェアモデルにより、
自社サイトから「eクルーザー」をダウンロードした人数の5~10倍が、
各利用企業のサイトをRSSで閲覧しているという。
少し前まではアーリーアダプターの利用に留まっていたRSSが、
マーケティングのツールへと進化するスピードに驚かされた。