(弊社の決算は8月だが)世の中の年度末ということもあり、
またもやブロガーであることを忘れるような日々が続いており、
ブログの更新が途絶えがちで申し訳なく思っている。
さて、一昨日、JR水道橋駅前で、写真のようなR25の特別版が配られていた。
これは、新社会人をターゲットにした特別編集版とのことで、
専用の白いビニール袋の中に、特別編集版の「R22」と、
スポンサーからの販促物が同封されていた。
私が入手したキットに同封されていたのは、SUICAのパンフレットと、
NHKのパンフレットとノベルティのクリアファイル。
中でも「え?」と思ったのは、NHKが学生を対象に
受信料の「家族割引」を実施していること。
皆さん、ご存じでしたか?
ケータイの家族割引に倣ったサービスなのだろうが、
個人に紐付けられ、個人と共に移動するケータイと、
基本的に特定の場所に設置され、複数の人間で同時に楽しめるテレビの
媒体特性の違いを考えると、ちょっとアタマが混乱する。
ケータイもテレビも家族割引を受けている1人住まいの学生は、
普段はこれをフルに活用しても、実家に帰ったときには、
ケータイは自分の端末を利用して家族割引を受けるけど、
テレビは実家のものを見るのねというビミョーなズレが面白い。
駅でもらった「R22」のキットを眺めながら外出先に向かい、
打ち合わせを済ませて水道橋に戻ってきたら、
今度は日大の前で、同じような白いビニール袋に入った
読売新聞の「新生活応援特集」を配っていた。
いったいどうしたことかと辺りを見渡すと、
どうやらその日は卒業式だったようで、
例の“袴とブーツ”姿の女子学生が街を闊歩し、
仲間達と記念写真を撮ったりしているのであった。
そしてそこには、若者向けの飲料の宣伝カーまでもが参戦。
私が通りがかったときには既に終了していたが、
ちょっと前までは、飲料のサンプリングをしていたに違いない。
以前に、入学式の時期に東大の進学率が高いことで知られる
某私立高校の前で塾や予備校の販促物を配る人々が
列をなしていたということをブログに書いたことがあるが、
大学の卒業式の日、大学のある街では、
こんな光景が繰り広げられているのであった。
近頃のアウト・オブ・ホーム・メディア事情はなかなか楽しい。
R25特別版
2008年3月27日