R25特別版

2008年3月27日

(弊社の決算は8月だが)世の中の年度末ということもあり、
またもやブロガーであることを忘れるような日々が続いており、
ブログの更新が途絶えがちで申し訳なく思っている。
さて、一昨日、JR水道橋駅前で、写真のようなR25の特別版が配られていた。

これは、新社会人をターゲットにした特別編集版とのことで、
専用の白いビニール袋の中に、特別編集版の「R22」と、
スポンサーからの販促物が同封されていた。
私が入手したキットに同封されていたのは、SUICAのパンフレットと、
NHKのパンフレットとノベルティのクリアファイル。
中でも「え?」と思ったのは、NHKが学生を対象に
受信料の「家族割引」を実施していること。
皆さん、ご存じでしたか?
ケータイの家族割引に倣ったサービスなのだろうが、
個人に紐付けられ、個人と共に移動するケータイと、
基本的に特定の場所に設置され、複数の人間で同時に楽しめるテレビの
媒体特性の違いを考えると、ちょっとアタマが混乱する。
ケータイもテレビも家族割引を受けている1人住まいの学生は、
普段はこれをフルに活用しても、実家に帰ったときには、
ケータイは自分の端末を利用して家族割引を受けるけど、
テレビは実家のものを見るのねというビミョーなズレが面白い。
駅でもらった「R22」のキットを眺めながら外出先に向かい、
打ち合わせを済ませて水道橋に戻ってきたら、
今度は日大の前で、同じような白いビニール袋に入った
読売新聞の「新生活応援特集」を配っていた。
いったいどうしたことかと辺りを見渡すと、
どうやらその日は卒業式だったようで、
例の“袴とブーツ”姿の女子学生が街を闊歩し、
仲間達と記念写真を撮ったりしているのであった。
そしてそこには、若者向けの飲料の宣伝カーまでもが参戦。
私が通りがかったときには既に終了していたが、
ちょっと前までは、飲料のサンプリングをしていたに違いない。
以前に、入学式の時期に東大の進学率が高いことで知られる
某私立高校の前で塾や予備校の販促物を配る人々が
列をなしていたということをブログに書いたことがあるが、
大学の卒業式の日、大学のある街では、
こんな光景が繰り広げられているのであった。
近頃のアウト・オブ・ホーム・メディア事情はなかなか楽しい。